お花スパンコールの使い方
– リュネビル刺繍のヴェルミセル –

Step:1 お花スパンコールをまばらに刺繍する

お花のスパンコール刺繍

フランス製のお花スパンコールを銀糸でうねうねと刺繍。
わざと大きめな針目にしてクロシェ・ド・リュネビルでヴェルミセルしてます。
生地の余韻を残すのが最近のマイブーム。

Step:2 クリスタルのビーズを刺繍する

お花のスパンコール刺繍

余白にクリスタルのシャーロットビーズも同じくうねうねと曲線を描くように刺繍します。これもわざと大きめな針目で。
大きなお花はビーズ針を使って、銀糸で適当な感じに見えるように縫い付けます。

Step:3 立体的な飾り付けの刺繍

お花のスパンコール刺繍

竹ビーズやシャーロットビーズ、小さな亀甲スパンコールを使って立体的な飾り付けを。
触角のようにしたり、ビーズのテグス細工のようにしたり、、、
一番楽しい作業 🙂

使った材料はこちら

小さな手芸屋さんのお店で販売中です!


透明な長いビーズはヴィンテージの「スフレビーズ」というもの。中空のガラスビーズでとても軽くて繊細なんです。
こちらはヴィンテージパーツshopのルールブルーさんで売っています〜
http://shop.lheure-bleue.jp

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リュネビル刺繍でエクラを縫いとめる方法 – 動画でpetit チュートリアル!

スワロフスキーのエクラをクロシェ・ド・リュネビルでステッチ。
「エクラ」はスパンコールみたいな形状のガラスパーツです。
ビーズ針でもクロシェでも留めつけられます。
クロシェのときは針先は70番の細いやつを使って、糸は銀糸にすると目立ちにくくなります。

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どうやって色を決める?色合わせに悩んだら、、、

刺繍をしていて「どっちの色使おうかなー?」「何色が合うかなー」と悩まない時はありません。

デザインの段階で大体の色は決めてビーズやスパンコールを選んでおきますが、実際の材料で刺繍をしていると色が合わなかったり、配色を変えたくなったり、、、
そうしたらとりあえず持っているめぼしい材料を片っ端からあててみて、これがいいかな、あっちにしようかなと選んでいきます。

今回のブログでは、そんな風に迷った時にどうやって色を決めるのか、私なりの方法を紹介します。

客観的な視点を得る

ビーズ刺繍の色合わせの方法

遠く離れたところから見てみる

刺繍をする距離で作品を見ていると、どうしても狭い視点しか持てずに悩みのどん底にはまります。
作品を身につけたり飾ったりした時に、それを他人が鑑賞する距離ほどに離れて見て、しっくりくる方、好きな方を選びましょう。
これは材料選びに限らず、刺繍中の「このステッチの出来栄えをやり直そうかどうしようか」というときにも判断の助けになります。
離れて見て気にならなければ直さないで進んだ方が作品作りが効率的にできます。何回もやり直すくらいだったらもうひとつ作った方が腕も上がります。

鏡ごしに見てみる

作品が完成して身につけた状態を想像して、刺繍を自分の身体にあてがって鏡ごしに見てみましょう。
洋服を選ぶ時と同じ感覚で、似合うかどうか判断できます。

写真に撮って見てみる

この方法が一番客観的な視点を得ることができます。
悩んでいる材料を刺繍にあててみて、少し遠めに全体が写るように携帯やデジカメなどで写真を撮ります。そしたらそのカメラの画面で画像を確認してみましょう。小さな画面の中に写るその様は、肉眼で見るよりも客観的に捉えることができます。

…私なんかは派手で鮮やかな色あわせが大好きなので、ついドギツイ色ばかり選んでしまいがちなところを、この写真を撮る方法で欲望を抑えながら色をチョイスしています。

刺繍の色合わせ

作品作り、材料選びはやればやるほどノウハウも蓄積されてだんだんやりやすくなってきます。
失敗は成功のもと!というくらいのポジティブな気持ちで取り組んで、イチから手作りする喜びを楽しみましょう☆

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モコモコ糸、シュニーユ chenille

オートクチュールの刺繍にいろどりを与えてくれるのはビーズやスパンコールだけではありません。
刺繍糸やメタリック糸、ツヤツヤのシルクの釜糸(日本刺繍で使う糸)、カサカサした風合いのラフィア(カゴバックの糸みたいな)、そしてふわふわモコモコのシュニーユ。

シュニーユ(モール糸)はフランス語で「chenille」と書きます。意味は「毛虫」。毛虫のようにモコモコしてるからchenilleと呼ばれているのでしょう。
素材はレーヨン、シルク、ポリエステルなど種類によってさまざま。やっぱりシルクは艶やかでしなやかで毛足も繊細です。

シュニーユいろいろ

シュニーユ・モール糸の使い方

刺繍するときは太めの針を使います。
そのとき、毛足を少しむしって芯糸を出して、針の糸通し穴に結びつけてやると刺繍がしやすくなります。
あと、シュニーユは毛皮などど一緒で毛並みがあるので、並毛(毛並みがなだらかに感じる向き)で針に通してやります。

モール糸の刺繍のやり方

ふわふわしたテクスチャーがビーズやスパンコールの輝きにアクセントを加えてより一層豊かな刺繍作品ができます。
必ずしも刺繍用のシュニーユを使うことはありません。というか刺繍専用のモール糸を探す方が難しいです。
編み物用のモールヤーン(ハマナカのルナモールなど)や、フライフィッシングのルアーに使うモール糸なども活用できます。


シュニーユ・モール糸が買えるお店

アートファイバーエンド(京都)

新宿オカダヤ(エンドさんのモール糸が服飾館5Fに、編み物フロアにハマナカのルナモール)

釣具屋さん、渋谷のSUNSUI


他のジャンルの材料を刺繍材料として活かすのもオートクチュールの刺繍の醍醐味のひとつ。
デザイン性を追求する刺繍だからこそ、自由な発想で何でもチャレンジできます。

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オートクチュール刺繍 How to 「ワイヤーのつけ方」

オートクチュール刺繍のクロシェ・テクニックの新しい動画が出来ました!久しぶりの新作です!!
立体的な作品を作る時に欠かせない「ワイヤー」をクロシェでつけるやり方を紹介します。

このワイヤーをつけるステッチは「ポワンリッシュ point riche」と呼びます。
このようにワイヤーをつけるほか、別布をつぎ当てする時にも使います。

なるべく細かくステッチするとほつれにくくなります。
不安な方はカットする時にほつれ止め液を塗るといいと思います。
コサージュなどの花びらを作る時は、まずはワイヤーを刺繍した後に、スパンコールやビースなどを内側に刺繍してパーツを作り、組み立てます。

空いた時間にちょっとずつしか進められなかったので、今年中に公開できるかどうか危ぶんでいました。
が、なんとか完成にこぎつけました♪

独学で刺繍中で、ステップアップをしたい方にオススメな今回の刺繍のやり方動画。
ぜひ刺繍作品作りのご参考になさってください☆

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コサージュづくり

立体的なものの型紙を作るのって結構大変です。
気に入った造形になるかどうか、試作をして型紙を修正して、ようやく本番へ、、、と工程が増えます。

今回はそんなめんどくさい工程を省いてコサージュを作ってみました。
どうやって型紙を作ったかというと、自然界の力をそのまま借りました!
そう、生花から形をトレースしたのです。

大好きなアネモネを解体して、花びら一枚一枚写し取りました。
花びらは平らになるように、少し切り開いたりします。
どこにどの花びらがついていたかメモるのも忘れずに。

コサージュの型紙

次は刺繍です。

花びらをパーツごとに刺繍します。
外側にワイヤーを縫いとめてから、内側にスパンコールをびっしりと刺繍してあげます。

刺繍で埋めたらワイヤーの周りを切り取ります。
ふちにほつれ止めを少し塗っておくといいかもしれません。

リュネビル刺繍のワイヤーステッチ

次は組み立てです。
下から順番に布に縫い付けます。
重なるほどに縫いにくくなりますが、細い針を使って強引に縫い付けてしまいましょう。
最後に中心に花芯もつけます。

ソレイユスパンコールと模様のコサージュ

そして完成。

ソレイユスパンコールと模様のコサージュ

型紙に迷わなくていいのでちょっと楽して作れました。
いい形の花を見つけたらすかさず型紙をとっておくといいですね!
お花を買うのが楽しくなりますよ♪

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四角い刺繍枠の布テープの張り方

オートクチュール刺繍の本格的なお教室などで使われている四角い大きな刺繍枠。

生地の張り方が特殊で、どうやるのか忘れてしまった〜という生徒さん、、、よくいます。

今回は一番難しい工程の「布テープを張る方法」をくわしく紹介します。
ちなみにその布テープは「ティレット」と呼びます。フランス語で「ひっぱるもの」です。


四角い刺繍枠に布テープをつける方法

1, 生地の上下の端を刺繍枠に縫い付ける

刺繍枠には最初から杉綾テープが打ち付けられています。
そこに生地の端を杉綾テープの端と揃えて、波縫いで縫い付けます。

ポイント! 杉綾テープは上下とも枠の内側を向くように生地をセットします

2, 枠を組み立てる

組み立てたら、生地を縦方向に強く引っ張って張りを持たせます

3, 左右に布テープ(ティレット)をつける

イ, 枠の左上端から始めます。(右利きの場合)
生地の端とティレットの端を揃えて、シルクピンでふたすくいで止めます。
刺繍枠の張り方、布テープ2

ロ, ティレットを枠の向こう側に垂らします。

刺繍枠に布張る方法、布テープ2

ハ, ティレットを向こう側から生地の方に持ってきます。

左手で写真のように布とテープをつかんで、右手でシルクピンをふたすくいで止めてください。

刺繍枠の張り方、布テープ4

刺繍枠の張り方、布テープ5

ニ, ティレットをいったん下に垂らします。

刺繍枠の張り方、布テープ6

ホ, 枠の下側を通って、向こうから生地の方に持ってきて、ピン打ちします。

刺繍枠の張り方、布テープ7

刺繍枠の張り方、布テープ

刺繍枠の張り方、布テープ9

ヘ, ティレットを向こう側に垂らします。

刺繍枠の張り方、布テープ10

ト, 生地の方に持ってきてピン打ちします。

刺繍枠の張り方、布テープ11

刺繍枠の張り方、布テープ12

チ, ニからトを繰り返して、枠の端までテープをピン打ちします。

この通りにできていれば、ティレットがv字を描くようになっているはずです。

刺繍枠の張り方、布テープ13

リ, 下端は適当なところでピン打ちして終わりましょう。

刺繍枠の張り方、布テープ14

ヌ, 余ったティレットは切らずに、たたんでティレットにくぐらせて止めておきましょう。

刺繍枠の張り方、布テープ15


片側にティレットをつけ終わったら、もう片側も同じようにつけます。
その時も、自分の左手方向・枠の上方からティレットをつけ始められるように、枠を回転させるか、自分が移動して作業してください。

最後に大事なポイント!!

はじめにつける片側のティレットは、ゆるくもきつくもないテンションでつけていきます。
次につける片側のティレットは、目一杯強く生地とティレットを引っ張り合いながらつけます。
こうすることで太鼓のようなテンションで生地を張ることができます。


小さな手芸屋さんでは上下がスクロールする四角い刺繍枠を取り扱っています。
練習やオリジナル作品作りのためのスペアとして、お手頃サイズの刺繍枠です。

通販ページはこちら>>>四角い刺繍枠の商品ページ

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刺繍のデザインのやり方

1、花柄で、たくさんの色を使って刺繍をしたい(大まかな方向性を決める)

2、メキシコの民族衣装が可愛いので参考にしよう(自分の好きなものの引き出しから資料を探す)

メキシコの民族衣装

3、とりあえず絵を描いてみよう

なんだかイマイチ
刺繍の図案

4、ところで、メキシコにはどんな花があるんだろう(デザインへの理解を深める)

探して、模写して、吸収してみる
刺繍の図案

5、写真を集めてコラージュしてみる(自分の画力だけに頼る必要はない)

刺繍の図案

6、コラージュをなぞって図案にする、色を決める

刺繍の図案

7、刺繍の試作をしながら図案を調整、刺繍用に修正する

柄を省略したり、付け足したり、試行錯誤
刺繍の図案

8、完成

スパンコールの花のリュネビル刺繍


デザインをするためのひとつのやり方。
自分では描けない絵もコラージュを頼ればぐっと簡単に。
対象への理解を深めることで新たな発見&アイディアも、、、
成功へのカギは、失敗や下手を恐れずチャレンジしてみること!

この刺繍で使ったスパンコールやビーズはこちら

3mm亀甲スパンコールが新入荷!
オートクチュール刺繍のお店 小さな手芸屋さんのサイトで刺繍材料を探す

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刺繍を立体的に仕立てる

花びらのパーツを縫い重ねて作ったポピーのブローチです。
それぞれのパーツが狙った立体感になるよう、図案の段階からサイズを調整して、試し縫いをして、また図案を調節して、、、という地道な工程を経て出来上がりました。
パーツを縫い付ける時も、ちょうどいいふんわり感がでるように位置を微調整したり、場所によっては糸を緩めに縫い付けて思い描く造形に仕立てます。
図案が完璧でも刺繍でずれることもあるので一筋縄ではいきません。

刺繍ブローチの仕立て方

★刺繍をブローチなどに仕立てる方法は「目玉焼きのブローチと仕立て方」にも説明があります。


立体的な刺繍にはワイヤーもとても役立ちます。ワイヤーはクロシェ・ド・リュネビルで細かくジグザグステッチするか、普通の刺繍針でコーチングステッチすれば布に縫い止められます。そしてその上にビーズやスパンコール・糸を刺繍し、布から切り離して縫い代を裏に折り込み、パーツに仕立てます。

★ワイヤーを刺繍する方法は「ワイヤーを入れた刺繍モチーフのテクニック」も参考になります。


リュネビル刺繍のポピーブローチ

作品作りは何事もチャレンジ!失敗を恐れずになんでも試してみましょう〜

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糸づかいのアイディア、リュネビル刺繍のチェーンステッチで

新しい作品作りをしています。
その中で、ちょっと面白いテクニックがあるのでご紹介します。

リュネビル刺繍のクロシェを使って細かいチェーンステッチをして面を埋めるテクニック、通称ランプリサージュというのがあります。
ようはびっしりチェーンステッチをしているだけですが、ただ普通の糸を使って埋めるだけではつまらないので、2種類の糸を組み合わせてやってみました。

無撚糸とギッターマンの糸

ひとつは、細い繊維が髪の毛のように束なった光沢のある糸。日本刺繍で使う絹糸に似てます。ルサージュで勉強してた方はシルク(soie)でピンとくる糸です。(*豆知識・こういう撚りのかかっていない糸は「無撚糸」(むねんし)といいます。)
もうひとつは細めの金糸。

そのふたつの糸を一緒に、針が太めのクロシェ・ド・リュネビル(90番)を使ってのランプリサージュです。(80番だときついですね。)
(*豆知識2・2本以上の糸を撚らずに1本の糸のようにすることを「引き揃え」といいます。編み物好きの方にはおなじみの用語ですね。)

無撚糸と金糸のチェーンステッチ

無撚糸はふわふわとしてステッチがやりにくい糸ですが、つやつやとした光沢やふんわりとした風合いはとっても綺麗です。高級感がでます。

ただ、普通サイズのクロシェ(80番)で扱うと繊維が上手に拾えず毛羽立ってしまうことも。。。糸の扱いに慣れない方は太めの90番を使うのがいいかなと思います。

使った無撚糸は京都の糸屋「アートファイバーエンドウ」さんで通販できますヨ。
金糸やリュネビル刺繍の針は【小さな手芸屋さん】で❤️

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