リュネビル刺繍のオンラインレッスン

オンラインレッスンの作り方

オンラインレッスンの作り方。

1、構想・企画
2、デザイン、刺繍、レシピ制作
3、実演動画撮影
4、レシピ書類と動画の修正作業
5、発売、生徒さんへのサポート

と、大まかに5つの工程を経て、出来上がります。
いま、まさに真っ最中で、工程4の終盤戦にいます。

発売は1月30日!
あと2週間ちょっとで完璧なレシピと動画を完成させようと、携わる全員がベストを尽くしている段階です。

そう、このレッスンは【 小さな手芸屋さん 】だけではなく、手芸書籍編集のプロ、撮影のプロ、そして手芸カルチャーを支える日本ヴォーグさんとのコラボレーション作業です。

いわば、制作サイドの全員は、手芸を伝える手段のプロ。
それぞれの高い専門性を集めて、ひとつのオンラインレッスンを作りあげています。


レッスンに限らず、人に何かを伝えるのって、とても難しいことです。

みなさんは、目の前で見たり聞いたりしたことでも、なぜか曲解していた、、、ということはありませんか??

文章でも、句読点の位置や単語の順番が変わるだけで、意味が別物になってしまうこともありますよね。

私自身も、日常や仕事の中で何度も経験したことあります。
そのせいで、お客様にご迷惑をかけてしまったこともあります。

伝えるときの一番の落とし穴は、伝える本人がその内容を熟知してしまっていることです。
そのため、本人には当たり前すぎて、無意識に話しを端折ってしまったりします。

また、聞き手はみな自分と同じように考え受け取るだろう、という思い込みもあります。
そんな無意識の先入観が、伝える妨げになるんです。


いまちょうど、その先入観と激しく戦って、オンラインレッスンのレシピと動画の推敲作業をしています。

自分の中のすべての思い込みを取っ払って、無になって、
初めてレシピを読む人、レッスン動画を見る人たちに、本当に伝わる説明になっているかどうか?を考える作業です。

こんなときは、実際のレッスンでの経験がとても役に立ちます。
生徒さんたちが納得しやすい例えや言い回しを活かしたり、
逆に、勘違いしがちなポイントを先回りして、そうならないように説明に付け加えます。

頭の中で、実際の生徒さんたちの姿を思い浮かべながら一言一句を考えて、みんながわかりやすい説明・わかりにくい説明の予想と判断をするんです。

そして、みんなを完成に導けるように願いも込めて、説明を執筆します。
オンラインレッスンですが、ベースはリアルの経験なんですね。(生徒のみなさんのおかげ❣️)


今回の課題は前回のオンラインレッスンよりも難易度が高いので、この作業もかなりの時間を費やしています。

レッスンのご予約自体は始まっているのですが、キットなどの発送が今月末になってしまうのは、このためなんです。
(正式発売前でお待たせしてしまうので、早期ご予約の方には特別価格でご案内しております。)

反応が手に取れるリアルなレッスンとは違うので、かなり用意周到にレシピと動画を作り込んでいます。

下手したら、一発勝負で時間制限のある水もののリアルレッスンよりも細やかかも、、、(生徒のみなさん、申し訳ない!リアルも頑張るよ!)

動画で何度も見返せて、画面いっぱいに映る針先の動きを独り占めできるのは、オンラインならではの良さですね!



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