刺繍をイヤリングに仕立てるとき、金具を取り付けるのに少し工夫がいります。
ピアスに仕立てるのは、意外と簡単です。
裏に付ける生地(合皮など)に、ピアス金具のポストを突き刺すように取り付けて、
刺繍の裏に接着剤でくっつけたり、縫い留めたりします。
イヤリングに変更する場合
すでに出来上がっているピアスをイヤリングとして使いたいときは、
「イヤリングコンバーター」という便利な金具があります。
https://www.kiwaseisakujo.jp/shop/g/g61623507/
(貴和製作所さんのパーツのページ)
使い回しもできていいですね。
ただ、身に着けた時に、金具が見えてしまうのが難点でしょうか。
刺繍をイヤリングに仕立てる方法
これから刺繍をして、イヤリングに仕立てたいときには、
以下のようなアイディアがあります。
金具を直接接着する方法以外で、いろいろ実験をしてみました。
金具も、さまざまなものを用いてます。
シャワーがついたイヤリング金具にくるんで仕立てる
アクセサリーのパーツ屋さんに行くと、売っているのがこちらの金具。
ザルようなパーツと、受けとなる爪付きの金具のセットです。
このザルパーツを、包みボタンのように生地で包んで仕立てることができます。
刺繍がシャワー金具よりも大きいときにオススメ。
刺繍はあらかじめ包み布に縫い留めておいてから、金具を包んでいます。
書籍で詳しく説明しているページがあるので、ぜひご覧ください。
透かしパーツがついたイヤリング金具を裏に縫い留める
写真だと少しわかりづらいかもですが、
透かしパーツの穴を利用して、刺繍の裏に直接縫い留めています。
これは、刺繍の裏に当て布をしないデザインですが、
当て布として合皮などを接着または縫い合わせるときは、
その布に透かしパーツを縫い留めて、刺繍と合体します。
ちょうどよい大きさの透かしパーツ付き金具がないときは、
透かしパーツ単体と、イヤリングを金属用のボンドでくっつければ自作できます。
シャワー付きイヤリング金具をそのままつける
シャワーのザルパーツを使わず、
受けとなる、ツメが付いている金具をダイレクトに裏布に突き刺して、
爪を内側で折り倒して付けることもできます。
気をつけたいのは、爪を折りすぎると、ポキっと割れて取れてしまうことがあります。
失敗したらそのパーツはもう使えないので、必要以上に金具を消費してしまうこともあるかもしれません。
イヤリング金具を内側に入れる
小さな丸い皿のついたイヤリング金具の、丸皿部分を裏布(合皮など)の中に入れて使う方法もあります。
合皮に小さな切り込みを入れて、パーツを差し込み、軽く縫い留めています。
刺繍の大きさや形、金具の種類によってやり方はさまざま。
身につけるものなので、使い心地も大事かと思います。
自分で作ったものを自分でヘビロテして着用すれば、どんな仕立て方が好みか、だんだんわかってきます。
美観的には、裏から見ても美しいものの方がいいですよね。
参考に色々試して見てくださいね!