Chanel マドモアゼルプリヴェ展で見たオートクチュール刺繍

シャネルのオートクチュールの世界が体験できるエキシビジョン「マドモアゼルプリヴェ」を見てきました。
東京の天王洲アイルで12月1日まで開催しています。

何千時間もかけて製作されたドレスやダイヤモンドジュエリー、バカラの瓶に入ったNo.5、ひたすらに全てがラグジュアリーなエキシビジョン。
壁面を飾るのは、パリのカンボン通りあるシャネルのアパルトマンを彷彿とさせる現代的なドローイング。

中でも印象的だったのは、刺繍で装飾されたドアの数々。
シャネルの傘下にある刺繍アトリエルサージュ、同じくモンテックス、羽飾りのルマリエの装飾が施された世界に1つしかないドアたちです。
(ドアというか、パネルとも言えるかも、、、)
ウィットに富んでいて、エレガントで、職人技で、、、とシャネルのクリエイションの世界を伺い知れます。

私が行った時は刺繍アトリエモンテックスのワークショップもやっていました。(11月3日まで)
とても大きな刺繍枠に張ったシルク生地に、参加者みんなでスパンコールやビーズ・パールを刺繍して、共同で完成させるという企画です。
出来上がった刺繍はあとで着物に仕立てられ、六本木の店舗(?)で飾られるそうです。

教えてもらえるテクニックなどはないですが、シャネルのアトリエのワークショップに参加して刺繍している!という状況に大興奮です。
使わせてもらったスパンコールの数々はどれも高価でいいもので手が届かないようなものばかり。
パリの職人さんたちは最高にいいものに囲まれた中で刺繍ができて、本当に羨ましいなと思いました。

昔は私もそれが夢だったけれど、もう叶うことはないんだなとしみじみ思います。
本物の世界に少しだけ触れられて、今のままではいけないなとも実感し、頑張りたいような頑張りきれないような気持ちにもなりました。

ワークショップの開催中は、機会に恵まれれば見学もできるそうです。
モンテックスの刺繍サンプルがいくつも飾られているので、刺繍する人もしない人も一見の価値ありです。

本物のオートクチュールがどんな世界かを体験できる貴重なエキシビジョンです。
規模は小さいですが、オートクチュール刺繍をやる人はぜひ見に行かれてください。クリエイションの源になるはずです。

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