ルサージュの刺繍オートクチュールコース

オートクチュール刺繍のテクニック1

パリの刺繍学校「ルサージュ」のオートクチュールコースには、レベルごとにテクニックを習得するコースと、そのレベル1〜6に相当するテクニックがまとめられたプロフェッショナルコースという2種類があります。

私はそのプロフェッショナルコース(150時間)をまず受講して、この作品を作りました。
(この課題の前に練習用の課題があります。)

ルサージュの刺繍オートクチュールコース

かぎ針(クロシェ・ド・リュネビル)のテクニックと針刺繍、リボンや飾り紐の扱い方を学ぶ為の課題です。

この作品を参考に、オートクチュール刺繍にはどんなテクニックがあるのか?を細かく説明しますと、、、
(ついでにフランス語で何と言うかも覚えてみましょう!)

ルサージュの刺繍テクニック

1、クロシェ(crochet)・・・
生地の表からチェーンステッチ(chaînette:シェネット)するテクニック

2、針(aiguille:エギュイーユ)・・・
サテンステッチ(passé plat:パセプラ)。糸はシュニーユ(chenille)という毛虫のような糸を使っています。

3、針・・・
グラデーションのサテンステッチ(passé évidé et passé remordu:パセエヴィデ・パセルモルデュ)
刺繍糸とラフィア(rafiia)というかごバックの素材のようなテープを使ってます。

*ビーズを連ねて刺繍しているのはクロシェを使っています。

ルサージュの刺繍テクニック

このように、立体的なモチーフを作ることも出来ます。
糸とクロシェテクニックを組み合わせてデザイン化された葉っぱたち。

ルサージュの刺繍テクニック

1、クロシェ・・・
面をチェーンステッチで埋める技法(remplissage:ランプリサージュ)

2、クロシェ・・・
面をビーズなどで埋める技法(vermiclle:ヴェルミセル)
ビーズの向きが揃わないようにランダムに配置しながらステッチします。この技法はオートクチュール刺繍を一番象徴づける、ユニークな物だと思います。

3、クロシェ・・・
角をしっかりと表現することが出来ます。表からは見えないステッチで方向転換してます。

とりあえず今回はここら辺で終わります。
続きは次回で!


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