刺繍をしていて「どっちの色使おうかなー?」「何色が合うかなー」と悩まない時はありません。
デザインの段階で大体の色は決めてビーズやスパンコールを選んでおきますが、実際の材料で刺繍をしていると色が合わなかったり、配色を変えたくなったり、、、
そうしたらとりあえず持っているめぼしい材料を片っ端からあててみて、これがいいかな、あっちにしようかなと選んでいきます。
今回のブログでは、そんな風に迷った時にどうやって色を決めるのか、私なりの方法を紹介します。
客観的な視点を得る
遠く離れたところから見てみる
刺繍をする距離で作品を見ていると、どうしても狭い視点しか持てずに悩みのどん底にはまります。
作品を身につけたり飾ったりした時に、それを他人が鑑賞する距離ほどに離れて見て、しっくりくる方、好きな方を選びましょう。
これは材料選びに限らず、刺繍中の「このステッチの出来栄えをやり直そうかどうしようか」というときにも判断の助けになります。
離れて見て気にならなければ直さないで進んだ方が作品作りが効率的にできます。何回もやり直すくらいだったらもうひとつ作った方が腕も上がります。
鏡ごしに見てみる
作品が完成して身につけた状態を想像して、刺繍を自分の身体にあてがって鏡ごしに見てみましょう。
洋服を選ぶ時と同じ感覚で、似合うかどうか判断できます。
写真に撮って見てみる
この方法が一番客観的な視点を得ることができます。
悩んでいる材料を刺繍にあててみて、少し遠めに全体が写るように携帯やデジカメなどで写真を撮ります。そしたらそのカメラの画面で画像を確認してみましょう。小さな画面の中に写るその様は、肉眼で見るよりも客観的に捉えることができます。
…私なんかは派手で鮮やかな色あわせが大好きなので、ついドギツイ色ばかり選んでしまいがちなところを、この写真を撮る方法で欲望を抑えながら色をチョイスしています。
作品作り、材料選びはやればやるほどノウハウも蓄積されてだんだんやりやすくなってきます。
失敗は成功のもと!というくらいのポジティブな気持ちで取り組んで、イチから手作りする喜びを楽しみましょう☆