リュネビル刺繍を代表するテクニックのひとつにヴェルミセルがあります。
ヴェルミセル(vermicelle)とは直訳すると”麺”のこと。
フランスでベトナム料理やタイ料理のレストランに行くと遭遇することも多い単語です。
リュネビル刺繍でのヴェルミセルは、麺のようにうねうねと方向転換を繰り返しながらチェーンステッチをすることを指します。
小さなビーズでぎっしり面を埋める時にも用います。
ビーズで刺繍する時によく使われる技法ですが、スパンコールでも用いることができます。
また、ぎっしり埋めるだけではなく、均一に余白を空けてまばらに散らすこともできます。
糸だけを使って、そのヴェルミセルのうねうねの軌跡をデザインとして扱うこともあります。
スパンコールでぎっしり埋める時はこんな見え方に、、、
スパンコールの色が変わって見えるのは、3色を混ぜて使っているためです。
リュネビル刺繍でスパンコールを刺繍する時は、糸通しスパンコールをフィラガン(という専用の刺繍糸)に移し替えることから始まります。
その時に、同じフィラガンに各色を交互に少しずつ通し替えておいて使うと、まるでゴッホの絵画のようなタッチのヴェルミセルになります。
このようにスパンコールの色混ぜてびっしりヴェルミセルで刺繍をするだけで、細かいデザインがなくても十分に美しい作品ができます。
この刺繍のがま口に使ったスパンコールはこちら:
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