コレクションから探す刺繍のアイディア〜2014ss Elie Saab〜

刺繍やハンドメイドのネタ切れで困ってしまう時、、、

そんなスランプなときは、

1・ファッション雑誌を見る

2・おしゃれなお店で参考になりそうな洋服を探す

3・パリコレなどのファッションショーからアイディアを探す

ということをよくしています。

柄や配色、テクニックや仕立ての参考などなど、流行の洋服やアクセサリーからたくさんの刺激をもらえます。

今日は2014年春夏のオートクチュールコレクションの「Elie Saab」というメゾンの刺繍ドレスをご紹介 ↓↓↓↓↓

レース風の刺繍レース風の刺繍

見た感じ、チュールレースの上にビーズやスパンコールを散らしつつ、花びら状にカットした別布をプラスしてふんわり繊細立体感な刺繍です。
モチーフ状のレースも後付されていて、まるでレースが浮き出ているように見えます。女性らしい素敵な作品。
淡くベージュがかったピンクと白のカラーも綺麗です。レースと材料さえあればビーズ針で作れそうです。

花モチーフの刺繍花モチーフの刺繍

総刺繍なのに軽い印象のジャケットとスカートは、きっと極薄の生地を使っていると思われます。
おそらくチュールかシフォンか・・・。
半球状のスパンコールや白・シルバーのビーズが程よい密集感で刺繍されているようです。
微妙なスペースの抜け感も軽く見えるコツかもしれません。
これはクロシェとビーズ針で作る感じですね。

刺繍のドレス花モチーフの刺繍

黒〜白のグラデーションが美しいドレス。
大きな手芸屋さんに行くと、花びらの形に切ってある布パーツが売っています。
それを使えばこんな感じの刺繍も見よう見まねでできそうです。
サイズ違いを何枚か重ねて、中心を針を使ってビーズと一緒に止めてあげるだけです。

刺繍のドレス花モチーフの刺繍

これもモチーフ状の花形レースを後付けしているように見えますが、もしかしたら刺繍してあるお花かもしれません。
外周が太く見えるので、細いブレードなどで囲ってあるような・・・?内側はスパンコールがあるように見えます。
このドレスをよーく見ると、立体的なお花の影の部分も同じように花の形でスパンコールの刺繍が入っています。
たぶんそれがなかったら花を取って付けた的な感じに見えるでしょう。影の部分のこだわりも大事です。

刺繍のウェディングドレスレース風の刺繍

いつもコレクションを締めくくるのはウェディングドレス。こんなの着れたら素敵だな〜と思います。
レース風の図案で、クロシェでラインをビーズ付けして、その上に別布やレースで立体盛りつけしている感じです。
控えめなボリューム感が清楚な感じでかわいいです。
真っ白でまとめないで、ベースがベージュっていうのも刺繍が上品に引き立っています。

パリコレなどの写真はstyle.comとかelle onlineなどのサイトで簡単に見れるので、
アイディア探しに悩んでいるときは参考にしてみて下さい。

一流デザイナーの渾身の作品をネットで見れるなんて素晴らしい時代です!


アイディアいっぱいの生徒さんの作品

誰かが作った作品を見る、というのはいつでも刺激的なもの。

自分では思いもつかないようなアイディアがたくさん発見できます。

私たちは教室をやっているおかげで、生徒さんの様々な作品を見る機会に恵まれています。

先日見せて頂いたのは、課題作品を活かしたポーチとカルトナージュ仕立ての手鏡 ↓↓↓↓↓↓

オートクチュール刺繍の鏡とポーチ

オートクチュール刺繍のボーチ

オートクチュール刺繍の鏡

オートクチュール刺繍の鏡


ポーチはサテン地のキルティングと刺繍の相性がぴったり!

この仕立て方は思いもつきませんでした。勉強になります。

鏡はご自分で台紙をカットして仕立ててあり、サイドや表面にもこだわりの装飾で、

見せびらかしたくなる位に素敵でした。

この2つは、静岡から母娘でお出でになる生徒さんの作品です。

まるでセット商品のようですよね。DNAを感じます。

もうひとつ、お母さまが道具袋で使っているポーチがものすごーーーくかわいかったので写真を撮らせてもらいました。 ↓↓↓↓↓↓

パッチワークのポーチ

本当に欲しいくらいにかわいいです。売ってたら確実に迷わず買ってしまうくらいに。

色と柄と素材とサイズの全てが最高に好みです。私もこういうのを刺繍で作ってみたい!

毎度ながらみなさんの作品を見ていると、創作意欲が刺激されてわくわくしてきます。

アイディアの宝庫ですね!


サイズもいろいろ、クロシェのかぎ針の比較

オートクチュール刺繍用のクロシェ(かぎ針)には、70~120番までサイズがあります。

針のサイズは 70<80<90 …と数字が大きくなる程に太くなっていきます。

クロシェ・ド・リュネビル針の比較

その中でも一番よく使うのは、80番。

ビーズやスパンコールを付けたり、糸だけでステッチしたりと、特殊なことをしなければこのサイズ1本で事足ります。

では他のサイズはどんな時に使うか?というと、、、

★70番・・・一番細いサイズ。おもに皮に刺繍する時に針穴を目立たせないように使います。
個人的には、3mmスパンコールまたは極小サイズのビーズを刺繍する時(針の太さ分小さくステッチするのが簡単なので)や、
アリワークのように表からスパンコールなどを刺す時、
とても細い糸でシャープにチェーンステッチしたいときに使ってます。

★90番・・・50~30番手くらいの糸でステッチする時や、
80番だと糸が針にひっかかって作業がはかどらない時(とくに無撚糸や2本取りでのステッチなど)は、
潔く太い針で刺繍した方が楽です。

★100~120番・・・20番手(釦付け糸位)以上の太い糸でステッチする場合
個人的には120番が好きです。レース編みの太い糸でもいけます。

参考例として、70~90番を使って糸だけでステッチしてみました。 ↓↓↓↓↓↓↓

リュネビル刺繍のチェーンステッチ

1、70番を使って
スパンコールのようなスワロフスキーのパーツを表から刺しています。
パーツのサイズによっては80番でもできますが、穴が小さいものだと割れたりします。

2、70番とフィラガン
チェーンステッチの輪っかの巾が気持ち細くなります。針穴も80番と比べると小さいです。

リュネビル刺繍の針の穴の比較

3、80番とフィラガン
いちばん基本的な組み合わせです。

4、80番と刺繍糸(6本撚りの中の1本だけで)
フィラガンとちがって毛羽立ちがあるので、引っかかってやりづらい場合は90番を使ってみましょう。

5、90番で刺繍糸1本と金糸1本の2本取り
90番でもちょっと窮屈な感じは否めませんが、できます。

6、90番でフィラガン1本と金糸1本の2本取り
5よりも糸が細いのでやりやすいです。フィラガンを2色混ぜて2本取りにしてもおもしろいと思います。

7、90番と50番手の綿糸
80番でもいいですが、ちょっと太めの糸は90番でふんわりとステッチした方がボリュームも出てかわいくなります。

8、90番とポリエステル手縫い糸(40番手くらい)
これも80番でもいいですが、この手の合繊で撚りの甘い糸は針に引っかかりやすいので、90番の方がはかどると思います。

9、80番とシルクの釜糸(日本刺繍の糸)
この糸は撚りの掛かっていない細い繊維が何本も合わさっているので、扱いに慣れないとかなり針に引っかかって繊維があちこちから飛び出してきます。
細めの糸だったら80番で、上手くできないときは90番で。

10、90番と無撚糸
この糸は釣り具屋さんで買った太めの無撚糸。明らかに9の釜糸よりも太いので、潔く90番を使います。

と、こんな感じでサイズも糸の種類もさまざまあります。
また、作る人の手によっても力加減などの違いがありますので、一番やりやすいサイズの針を選んでみて下さい。
上に挙げた例は決まり事ではなくて、私個人の好みですので。

★番外編・・・90番のクロシェは「point de beauvais ポワンドボヴェ」という種類の刺繍にも用いられます。
今回のブログのために色々調べてたらおもしろいサイトを見つけたのでご参考までに。
(ただし全部フランス語です!)
ポワンドボヴェについて詳しいフランス語のブログ


刺繍図案の下書きのやり方

みなさんはどうやって図案を生地に下書きしていますか?

チャコペンや鉛筆、図案ごと刺繍してあとで紙をむしり取るやり方など、いろんなやり方があると思います。

私の場合、使うのはチャコペーパー。

生地によって写りづらい時もありますが、オーガンジーならこれが一番!

どんなふうにしているかというと・・・、

1、準備するのは図案、生地、チャコペーパー、ボールペン等、重り、そしてカッターボード。

2、まずカッターボードにチャコペーパーを配置 ↓↓↓↓↓

刺繍図案の下絵のやり方

3、その上に生地と図案を置いて、四隅はしっかりと重りで固定します。 ↓↓↓↓↓
(大きな図案の時は大きな文鎮がベスト!)

刺繍図案の下絵のやり方

ポイント:生地は先に地の目を通しておきます。
     カッターボードの端を目安に、生地と図案の縦横を揃えると下絵が斜めになったりしません。

刺繍図案の下絵のやり方

4、ボールペン(インクのなくなったやつを使うとエコです)で、強めの筆圧で図案をなぞると・・・ ↓↓↓↓↓

刺繍図案の下絵の仕方

白地に白のチャコペーパーでもしっかり下絵ができます!

この方法の一番の利点は定規を使って直線を引ける事。
織り目で線がよれたりもしないので、直線を多用するデザインに便利です。

チャコペーパーの説明書では、薄地の時は生地の上に重ねてなぞる、、、と書いてありますが、
生地の下に置いた方が濃く写し取れる気がします。
それに図案を反転させる必要なく、生地の裏に下絵がのるので一手間削れます。

下書きの方法は様々、デザインや生地に合った方法でお試し下さい〜。


みんな大好きトルコのオヤ

トルコのオヤ、ご存知ですか?

トルコの伝統的なレース編みの技術で、特に縫い針を使って編む(というか結ぶ)やり方のイーネオヤは独特な手法の繊細なものです。

以前より根強い人気で、よく書店で作り方の本を見かけます。

どうやら、オートクチュール刺繍を好きになる方はオヤにも同じく興味がある方が多いのでは?と最近思っています。
(最近出会った刺繍友達はイーネオヤにはまったようです。私も前からちまちまオヤ修行してました。)

根気がいって、難しいけど、できるとすごくやりがいのある繊細で独特な手作業。

そんな所が似通ってるかなと、勝手に思ってます。

先日、生徒さんが見せてくれたのが、ターキッシュクロッシェとオヤのコラボネックレス。

ターキッシュクロッシェのネックレス

↑太いビーズの鎖部分がターキッシュクロッシェと呼ばれるテクニックだそうです。

初めて見た&聞いたテクニックです!勉強になります。

オヤのかわりに刺繍モチーフを付けても相性が良さそうですね。

ちなみに私のオヤ作品↓

イーネオヤの試作

1年以上の間、全然できなくてあきらめかけていたある日、突然コツをつかんでここまでできるようになりました☆
(今はもう忘れちゃったと思いますが・・・。)

最後にもうひとつ、ネックレスを見せてくれた生徒さん作の刺繍ブローチ↓

ビーズ刺繍ブローチとトルコのオヤ

シンプルだけど味のあるデザインで、とってもナイス!です。

いろんな国のバージョンが作れますね!楽しそうです。

刺繍作品って、盛れば盛る程豪華に見えるのでごまかしがきいちゃうもので、

実はこういうシンプルなもの程上手くデザインするのが難しいなぁと感じます。

また色々見せて下さいね〜。


刺繍材料を探せる意外な?!お店・・・それは

ずばり釣具屋です。

フライフィッシングでは毛鉤(けばり)という、動物の羽根やカラフルな糸を使って作られた疑似餌を使います。

デザイナーの友人や刺繍をお手伝いしているクライアントさんに、

「釣具屋すごい使えるよ!」と聞いて、先日早速物色してきました。

カラフル材料好きな私にはまさに楽園!!

色とりどりで種類も豊富な羽根や、フロススレッドという糸に撚りのかかっていない糸(無撚糸とも言います)、

めずらしいシュニーユ(モール糸)やファーテープなどなど、

普通の手芸店では見られない刺繍材料がたくさんです!

さっそく手に入れた材料で試作をしてみました!

刺繍の試作

釣り具やで買った糸

刺繍の青い部分は、下の写真の左に写っている600デニールのレーヨンの無撚糸。
#80のクロシェでポワンティレをしました。クロシェから糸が外れると繊維がかなりばらけて針に絡まるのでちょっと難易度高め。でも#90のクロシェでやれば上手く行きそうです。

黄緑の部分は、長細いボビンに巻かれているシルクの無撚糸。
この糸は日本刺繍の糸と同じですね。日本刺繍用だったら取り扱ってる手芸店もあるので探しやすい材料だと思います。
#80のクロシェでポワンティレ、問題なしです。繊維がばらけにくく、生地通りがとても良いです。

薄い水色のチェーンステッチの部分は、極細のテグスのような糸を2本取りで使いました。(材料写真の右下)
肉眼で見るとテグス特有の透明感が残された、他の糸では難しい表現が可能です。このテグスは今回買った材料の中で一番のヒット!少し扱いづらいですが、この見た目が得られるのであれば大した困難ではありません。

下側の黒っぽい部分は、ラッピング用のリボンでよくあるようなメタル風の細いテープです。(材料写真の右のタマムシ色のテープ)
扱いに迷いましたが、太めの針で普通にステッチしてみました。テープがソリッドなので生地が破れるかもしれません。今の段階では破れはないですが、服などに仕立てて動きが加わったら擦れて危険度が増しそうです。
糸処理はてきとうに玉止めしました。今後使う場合は糸端の処理に一手間加える必要があります。
テープがくるくるクルクルするので、イライラしている時は扱えない材料ですね。

写真から見切れている蛍光黄緑色のチェーンステッチの部分は、歯磨きに使う歯間フロスのような、少し弾力を感じる細い無撚糸。(材料写真中央)
この糸は繊維がばらけません。見た目としては、この糸を使う必要はないと思います。ただ、普通の糸にはないカラーがあったので、グッと来た色があれば使うかなという感じです。扱い方は特に難しくありません。

あとは、シルバーラメのシュニーユ↓↓↓↓↓

シュニーユ

ラメというか細いフィルムが刺繍するたびにぽろぽろ落ちてくるので、やり直しなしの一発勝負で使うしかないです。フレンチノット、ポワンティージュ(英語だったらツイストステッチ?)、問題なくできました。
ポイント使いには便利そうなシュニーユです。
ちなみに一緒に写っているピンク方は、透明オーロラのフィルムが折り込まれています。めずらしいですね〜。

衝動的に買ってしまったのはこちらの羽根たち。色味が素敵です☆

色とりどりの羽根

お店には鳥の頭がくっついたままの大きな羽根つき胴体(?)もありました。
舞台衣装やパーティー用の作品にはかなり使えると思います。今度私も試してみたいです。

普通の手芸材料に飽きてしまったら、ぜひ釣り具屋さんへ!
(ちなみに私が行ったお店は、渋谷にあるSANSUIさんです。)


オートクチュール刺繍の写真立て

お久しぶりです。最近外注のお仕事にかかり切りでなかなか更新ができませんでした。

ところで、新しい作品ができました!

カルトナージュで仕立てた写真立てです。

オートクチュール刺繍の写真立て

立体的なバラがポイント☆★☆

バラの刺繍

この作品のデザインソースは、以前ヴェネチアに行った際のホテルに飾られていたガラスの鏡です。

クリスタル、シルバー、あわ〜いパステルカラーがとてもガーリーでかわいくて、

普段こういうものを好まない私ですが、何となく心の隅っこに引っかかっていたので参考にしてみました。

ヴェネチアのガラス

ギラギラした印象にならないように、シルバー色の素材は出来るだけ白っぽいものをチョイスして、

背景の部分は透明で光沢加工のされた小さなビーズを銀糸で刺繍してほんのりシルバーを演出です。

こういった淡くて透明感のある作品を作りたいと思う時に難しいのが色物材料の選び方。

今回の作品もかなり悩みました。

葉っぱのグリーンに適したちょうどいい色のビーズがなかったので、

透明のビーズにライムグリーンの糸を使って、発色を押さえて色を表現できるようにしました。

このテクニックは使えます。

透明系のビーズに使う糸を濃い色などにすると、若干色味が変化するので微妙な調色に便利です。

ぜひぜひ試してみて下さいね☆


最近の刺繍のお仕事 for “MEG MIURA”

専門学校以来の友達でもあり、仕事仲間でもあるデザイナーMEG MIURAの新作展示会に行ってきました。

彼女のコレクションのお手伝いをするのはこれで2回目。

和紙の生地をメインに使った、アヴァンギャルドなデザインが特徴の洋服やアクセサリーに刺繍させてもらいました。

正直、選り好みの激しい分野のファッションですが、常におもしろいコトや新しいかっこよさを探している彼女の手伝いをするのはとても楽しいです。

「刺繍」という何となく優しい雰囲気を持つ技術で、どれだけとんがった表現ができるか試させてもらってます。

エレガントだったり、かわいい刺繍はよくありますが、そんなイメージを覆すような、自分にしかできない何か力強いものを作れたら最高です。

meg miura 2014ssコレクション
↑↑↑ 2014ssのコレクションは深海をイメージしたそうで、映像もたくさん作ってもらったみたいです。みな忙しいなか、協力を惜しまないのは彼女の人格のおかげですね。

meg miura 2014ssコレクションmeg miura 2014ssコレクション
↑↑↑ 新作のコレクションとともに、前回のコレクションで刺繍したドレスとブラウスも飾ってもらいました。

meg miura 2014ssコレクションmeg miura 2014ssコレクション
↑↑↑ 私たちのトレードマークになりつつある仮名モチーフのアクセサリーと、デザイナーのMEG。

meg miura 2014ssコレクションmeg miura 2014ssコレクション
↑↑↑ 秘密基地のような展示会場、高円寺の「キタコレビル」。ヴィジュアルがいつもかっこいいのです。     

スタイリストさんや他のデザイナーさんにも出会えて、またここから新しい何かが生まれるかも!?
お仕事くれたMEGに感謝!たくさん売れますように〜!!


オートクチュールの舞台裏

オートクチュール(高級仕立て服)は手に入れる事はもちろん、その舞台裏を知る機会も滅多にない秘密の世界、、、

一体どんなふうにコレクションが出来上がるのでしょうか?

「signe chanel(サイン・シャネル)」という、シャネルのアトリエをドキュメントしたDVDを最近見ました。

オートクチュールの制作現場が丁寧に描かれていて、何回でも繰り返し見たくなるような興味深い映像作品です。
(オススメしてくれた生徒さんありがとうございました!)

カール・ラガーフェルドのカリスマ性や、実際に洋服を作るお針子さんたちの悲喜こもごも、

コレクション作りに携わる職人たちの人間像が活き活きと描写されていて、

ドキュメンタリー嫌いな私でも楽しんで見る事ができました。

特に印象深かったのが、ギャロン職人(ツイードの縁飾りを作っている人)のお話。

まさかと思うような環境の仕事場で、暗闇の中照明ひとつで夜な夜な制作にあたっている姿や、

人生を達観したような、でもちょっとひねくれた言葉にグッときました。

ルサージュのアトリエも少しだけ紹介されてました。(もっと見てみたかったのに残念。。。)

ファッション・クリエイト好きな方は必見のDVDです。

オートクチュールの舞台裏を知れる貴重な資料になると思います。

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ネットで最初の一部分を見つけました ↓
*オフィスで見ている方注意*音がでます!字幕なしです。


気が早い?!一足お先にクリスマス☆

あと4ヶ月寝るとクリスマス!かなり気の早い話ですが、一足お先にクリスマス気分で作品作りをしていました。

オートクチュール刺繍でオーナメントを作ったらきっとかわいい!ということで、

クリスマスデコレーションにぴったりな2つのオーナメントたち。

写真を撮る為に押し入れからクリスマスツリーを引っ張りだしてみました。

オートクチュール刺繍のクリスマスオーナメント

これはちょうどクリスマス前に開催される朝日カルチャーセンター横浜校での体験講座の課題作品です。

定期的なレッスンの課題ではなかなか季節感を盛り込んだ作品ができないのですが、

カルチャースクールでの講座では楽しくイベント的な要素をいれて課題が作れるので楽しいです。

デザインを考えはじめたのはまだ初夏の蒸し暑い時期。

でも頭の中では、ライトアップされたキラキラした街路、

クリスマス前のはしゃいだワクワクした気分を思い浮かべながら、

パリのシャンゼリゼのクリスマス市の思い出がフラッシュバックしてました。

もしかしたら体感温度が気持ち下がっていたかもしれません!?

12月14日(土)開催のこの講座は、今週から参加募集が始まっています!

詳細・お申し込みは朝日カルチャーセンター横浜校さんで受付しております。