シャネル風オートクチュールスパンコール

ハンドペイント仕上げの超スペシャルなスパンコールが入荷しました。
まさにオートクチュールなクオリティ!

シャネルツイードを模したこのスパンコール。
2012年のオートクチュールコレクションでシャネルが使用したものをフランスのメーカーに特別に作ってもらいました。
刺繍すればとってもリッチ、モードの香りが漂います。

円形にカットされる前はこんな風に色づけされています。

シャネルツイードスパンコール

ところどころ入っているシルバーや紺のラインは、なんと手書き!!
こんなに贅沢なスパンコールは他にないのではないでしょうか。
ワンランク上のものづくりにぜひ取り入れてほしい特別なスパンコールです。

柄入りスパンコールを活かすデザイン

柄入りスパンコールは見ているだけでも綺麗ですが、いざ刺繍にしようと思うとどうしようかな、、、と。
せっかく模様が入っているのだからそれを活かすように使いたいですよね。

こうした特別なスパンコールはいわば「フォアグラ」。
小細工なしでその素材をどーんと見せるようなデザインがいいと思います。
小さいものよりも大きいもの、おすすめは花びらの大きいコサージュ。それかこのスパンコールをびっしり刺繍しただけでも素敵なポーチ類にできそうです。

オートクチュール刺繍の花コサージュ

作品例のコサージュは花びらや葉っぱの周りにワイヤーを仕込んでいます。ワイヤーはスパンコールをつける前に、リュネビル刺繍の小さなチェーンステッチでジグザグ縫い止めます。出来上がったら端の始末はハサミでカットするだけ。立体感も自由自在です。

フランス製スパンコールの刺繍

使用したスパンコールやビーズは小さな手芸屋さんで販売しております。

【糸通しスパンコール】5mm平 ツイードブルー

【糸通しスパンコール】4mm亀甲 オーロラパウダーブルー【1000枚】

【スワロフスキー】3mm ラインストーン クリスタル【3個セット】

【チェコ製・糸通しビーズ】13/0 シャーロット ベビーブルー

【ヴィンテージ糸通しスパンコール】4mm平 ミントシュガー

【糸通しスパンコール】4mm平 オーロラアイスグリーン【1000枚】

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ブローチの仕立て方 〜 簡単バージョン 〜

もう仕立てで迷わない!
小さな手芸屋さん流のとっても簡単ブローチの裏側の仕立て方をご紹介。
テクニックは不要!ハサミと材料さえあればすぐできます。


仕立てに必要なもの

  • シール合皮
  • シールフェルト
  • ブローチピン
  • ハサミ
  • 筆記用具
  • 定規

裏面仕立てのやり方

  1. シールのように貼れる皮 ↓↓↓ を使って簡単に仕立てます。

    シール合皮
  2. シール合皮の裏にブローチピンをつける位置の印をします。

    ブローチピンの印
  3. 印の横線に合わせて2つに折り、縦の印のところに切り込みを入れます。

    印で切り込み
  4. ブローチピンを裏から切り込みに通します。

    ピンを入れる
  5. ブローチピンと合皮

  6. シール合皮をシールフェルトに貼ります。

    シールフェルトに貼る
  7. ブローチの裏パーツ出来上がり

  8. 刺繍した生地の裏に貼ります。ピンの位置がいいところに来るように狙いを定めましょう。

    刺繍の裏に貼る
  9. 出来上がりにカットして完成!
    *カットするときは刺繍した糸などを切らないよう慎重に!!

    ブローチの裏面

シールフェルトは普通の手芸屋さんにあると思います。
シール合皮はユザワヤとかオカダヤとかの大きい手芸屋かインターネットで探せば見つかるはずです。

シールは隙間なく貼れば剥がれることは滅多にありませんが、無理やり剥がそうとしたり、乱暴に扱ったりすれば剥がれます。

ちょこっと簡単にブローチ作りたいな〜って時に便利な簡単シール仕立て。
ぜひおためしあれ〜

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ワイヤーを入れた刺繍モチーフのテクニック

新しい作品作りの真っ最中、やっぱり刺繍は楽しい☆
時間を忘れてしまいそう。

今回は刺繍モチーフの周りにワイヤーを入れて、立体的で動きのあるヘッドドレスにしようかなと思ってます。
新しい色のスパンコールにもテンション上がります!

立体的にするとき、ワイヤーを仕込むのは一番最初。
とても小さなチェーンステッチでジグザグとクロシェで縫い止めます。

リュネビル刺繍のステッチ

そうしてからビーズやスパンコールを刺繍して隠してあげます。

スパンコールの刺繍

葉っぱの色も水彩画みたいな透明感で可愛い、うふふ。

クロシェ・ド・リュネビルで刺繍すると裏も綺麗に仕上がるのがいいところ。
裏が見えるかもしれない作品は糸始末にも気をつかいましょう〜

リュネビル刺繍の裏

完成が待ち遠しいです!

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1day オートクチュール刺繍レッスン【7月16日】

オートクチュール刺繍の1dayレッスン、ご好評につき追加で開催いたします。


日程:2016年7月16日(土) 終了いたしました
   
時間:10:30〜17:00(12:30〜13:30はランチ休憩)
*終了時間が延びる場合もございます。お時間には余裕を持ってお越しください。

場所:株式会社アポロン様のオフィス
   〒112-0001東京都文京区白山4-22-14
   最寄駅は「白山」(都営三田線)、下車徒歩7分ほど

募集人数:4名様

お申し込み方法:
アポロン様のホームページより、メールにて受け付けしております。
詳しくはこちらのアポロン様のサイトをご覧ください。


いつもすぐ満席になってしまい、キャンセル待ちの方も長らくお待たせしているようで申し訳ございません。
また、先方からの連絡が届かないという方もいらっしゃるようで、そのような場合はパソコンからのメールを受け取れるように受信設定していただくか、電話番号をご明記の上お申し込みくださいませ。
どうぞよろしくお願いいたします。

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オートクチュール刺繍のレッスン – ヴォーグ学園横浜 –

横浜のヴォーグ学園で担当しているオートクチュール刺繍講座もはや3年。
最初は手芸も縫い物も何にもできなかった方が、今ではお友達に刺繍のプレゼントをしたり、お子さんの入学式や卒業式で作った作品を身につけてくれたり、、、
みんなの大事な思い出の中に、レッスンでの教えや作品が生きているってのがすごく嬉しいです。

このブログの写真は生徒さんが作って見せてくれた、レッスン課題の色違い作品。黒とブロンズにアレンジしておしゃれにアレンジしてくれました。
この色合わせに最初に気づいていたら!こっちの方がカッコイイ〜!!と思わず悔しくなってしまうほど素敵でした。

黒いブレスレットの課題もターコイズ色で爽やかに生まれ変わっています。

オートクチュール刺繍のレッスン作品

ここ最近は新しい生徒さんの受け入れがほとんどできていなかったのですが、次の新学期(10月)からはクラスを増設することになり、より多くの方にオートクチュール刺繍を学んでいただける予定です。
まだ公式に募集は始まっていないので詳細は省きますが、募集開始時期などはヴォーグ学園横浜校さんにお尋ねください。

さて私は早く次の課題作品を考えないと、、、!!!

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スパンコールのおしゃれ刺繍アクセサリーの作り方

お花の形のスパンコールと2mmのとっても小さなスパンコールを使って刺繍アクセサリーを作りました。

作り方はすっごく簡単!30分もあればできちゃいます。
たくさん作っても全然苦にならないので、プレゼントにもぴったりかも!

作っていてすごく楽しかったし、刺繍をやったことない人にもチャレンジするきっかけになってほしいと思って、レシピ公開します!!


ビーズ刺繍のやり方 & ピアスの作り方

【用意する材料】
5mmのお花スパンコール
2mmの平スパンコール
3mmの丸パール
極小サイズのビーズ
4mmのスワロフスキー”エクラ”
特小サイズくらいのビーズ
なるべく細めの刺繍糸

【必要な道具】
細めのビーズ針
糸切りはさみ

【あったら便利】
刺繍枠

☆材料や道具は刺繍のネットショップ『小さな手芸屋さん』で取り扱っております。


まずはお花の部分から刺繍します。

ビーズ針にビーズを通す

1、ビーズ針に糸を2本取りで通して玉結びをし、ピアスの出来上がり中心点に針を出しておきます。
その針にパール、花スパンコール、2mmスパンコール、極小ビーズの順に通します。


パールの刺し方

2、極小ビーズを除いて、2mmスパンコール・花スパンコール・パールの穴を通って布を刺します。

ここがポイント!
糸が緩くならないように、きっちりと引きましょう。裏でも糸がたるまないように。


ひとパーツ完成

3、まずは中心にパーツがつきました。
この状態でもすでにカワイイ。


花の部分が完成

4、同じ要領でまわりに計6個、同じものを刺繍します。

ここがポイント!
まわりに等間隔に刺繍するときは、時計の文字盤をイメージするとイイ感じに、、、
よく戦争映画のセリフである、「右舷2時方向に敵機発見」みたいな。
そのノリで1時・3時・5時・7時・9時・11時と刺繍するとぴったりです。


次はまわりの部分を刺繍します。

エクラとビーズを針に通す

5、4の2mm外回り12時方向に針を出し、スワロフスキー”エクラ”と特小くらいのビーズを針に通します。


エクラのつけ方

6、お花のスパンコールを付けたのと同じやり方(=ビーズを除いて”エクラ”の穴を通って布を刺す)で刺繍します。


周りにエクラをつける

7、6の要領で4の外周にエクラとビーズをつけます。(合計6個、12時・2時・4時・6時・8時・10時方向)

ここがポイント!
パールとパールの隙間の部分にエクラがはまるような感じにしましょう。

つけ方のポイント


仕上げに、空いている部分にスパンコールをつけます。

2mmスパンコールを通す

8、7のエクラとエクラの間、4のパールから1mm外側に離れたところに針を出して、2mmスパンコール、極小ビーズ、2mmスパンコールの順に針に通します。


2mmスパンコールの刺繍のやり方

9、8をパールの方に向かってステッチします。(計6カ所)


刺繍の完成です!

刺繍が完成

横から見るとこんな感じ。

横から見た図


仕立てます。

刺繍の仕立て方

10、周りを大きめに切って、その3mmくらい内側を波縫いします。
(糸は2本取りで玉結び。一周しても糸は切らずにそのままで。)

ここがポイント!
布をカットした後、裁ち代にほつれ止め液を塗っておくと仕立てやすいです。

追記(2016.7.29):ほつれ止めは裏面全体に塗った方が出来上がりがよりしっかりできるようです。


仕立ての裏

11、10の糸を引き締めてギャザーを寄せるとアラ不思議、縫い代が勝手に内側に折り込まれました。

ここがポイント!
いきなり全部引っ張ると思い切り変形するので、少しづつ様子を見ながら加減して成形してください。


12、ボンドで金具をつけて完成〜!

金具のつけ方


どうでしょうか?簡単にできそうですよね!?
ピアス以外にヘアゴムや指輪、ペンダントトップもすごく可愛いです。
全然難しくないのでぜひいろいろアレンジして作ってみてください☆

刺繍のおしゃれアクセサリー

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オートクチュール刺繍の1dayレッスンのお知らせ

オートクチュール刺繍の1dayレッスンのお知らせです。
レッスンでは写真のブローチをお作りいただけます。
クロシェ・ド・リュネビルの基本からビーズ付けのステッチ、リボン刺繍、フランス刺繍などなど、盛り沢山な内容です☆
毎回お越しの方には、本当に1日でできてしまうのですか?と少々不安なお声もいただきますが、大丈夫です!
初心者の方でもどなたでも完成してお帰りいただけるようにしっかりご指導いたしますよ〜。


日程:2016年7月10日(日) 終了いたしました
   
時間:10:30〜17:00(12:30〜13:30はランチ休憩)
*終了時間が延びる場合もございます。お時間には余裕を持ってお越しください。

場所:株式会社アポロン様のオフィス
   〒112-0001東京都文京区白山4-22-14
   最寄駅は「白山」(都営三田線)、下車徒歩7分ほど

定員:3名様

お申し込み方法:
アポロン様のホームページより、メールにて受け付けしております。
詳しくはこちらのアポロン様のサイトをご覧ください。


7月の開催の後は9~11月に1dayレッスンを予定しております。

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バラと刺繍とカルトナージュ

「刺繍したいけど、できたものを何に仕立てよう?」
悩みますよね。私も悩みすぎて企画倒れするデザインがたくさん。
仕立てないで額装もいいけれど、やっぱり何かに活用できたらいいですよね。

ポーチは縫うのが難しい、、、ブローチは仕立てに悩む、、、
そんな時は紙細工の”カルトナージュ”がおすすめ!
図工感覚で箱や写真立てとかが作れちゃいます。

出来合いのカルトナージュのキットを使うと楽ちんです。
ちなみに私はコレを使いました。説明書がついてるのが親切〜

スパンコール刺繍のバラの箱

刺繍のバラの花びらは幻想的なスパンコール『プラントン』を使いました。
さすがオートクチュール用のスパンコールですね、色の移ろいが美しい!

これに味をしめていろいろ箱モノを作りたくなってきました☆

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オートクチュールの展覧会

パリのオートクチュールの発祥から現在に至るまでの近代モード史の展覧会「Paris オートクチュール 世界に一つだけの服」に足を運んできました。

オートクチュールの骨組みを作ったシャルル・フレデリック・ウォルト、
婦人服に大きな変革をもたらしたポール・ポワレ、
バイアスカットを発明したマドレーヌ・ヴィオネ、
ディオールから帝王サンローラン、シャネルらのアイコン的な作品が一堂に会する滅多にない展示内容。

今となってはファッション史でしか見られない歴史的なスタイルを、手が届くほど近くにじっくりと鑑賞でき、これらを実際に来ていた時代・人たちがいたのか、、、とその存在感をとても身近に感じました。
特にポール・ポワレの直筆デッサンは、彼の描いている様子や仕事場の雰囲気まで勝手に妄想してしまうような生々しさがあり感銘を受けました。
彼はコルセットから女性のウエストを解放し、女性のライフスタイルを変革した20世紀で最も偉大なデザイナーの一人でもあります。

刺繍ものの作品ももちろん勉強になりましたが、この展覧会の見所はその歴史にあると思いました。
ファッションとは、色とか形とかそんな上っ面な部分だけではなくて、理想の女性はこうあってほしい、こうあるべきみたいなデザイナーの夢や欲望がベースとなっています。
それが社会背景と絡んで女性のライフスタイルや社会的地位をも変えるような波をいくつも興してきたのです。
普段は全く意識しないことですが、私たちはそうして進化してきた「洋服」を身につけて生活しています。
その進化の歴史を知ることで、これからの自分のファッションや物作りのスタイルはこうでありたいな、みたいな哲学を再認識できる機会になると思いました。

オートクチュールの展覧会のドレス

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花のスパンコールで簡単ビーズ刺繍

もうすぐ春、1番好きな季節です。
ワクワクする気分にぴったりな花スパンコールの新入荷を迎えましたので、さっそく作品作りしてみました!

ひろーい野原にたくさんの小花が波打つように群生しているイメージを、形違いの花モチーフスパンコールとピンクのビーズで表現しました。
びっしりと咲いているところと、まばらなところ、それぞれの花の植生や開花時期がちょっとずつずれてるような、そんな自然界のバランスも想像しました。

ビーズ針を使ったテクニックのひとつ、スパンコールの穴にビーズを一粒留める方法でお花をつけています。
付けたい場所に針を出しておいて、スパンコールとビーズを通して、スパンコールの穴に戻って生地を刺すやり方です。

簡単なビーズ刺繍のやり方

こんもりしているところはスパンコールの下にもビーズを通して立体的になるようにしています。
お花びっしりの小さなアクセサリーにすると可愛いかもしれませんね。
簡単にできちゃうと思うので、参考に何か作ってみてくださいね〜。

今回使ったスパンコールやビーズはこちら↓↓↓

【バラスパンコール】10mm花 ペールホワイト

【ヴィンテージ糸通しスパンコール】5mm花 オリエンタルホワイト

【バラスパンコール】6mm花 ペールパンサーピンク

【チェコ製・糸通しビーズ】11/0 ホワイトローズ

【チェコ製・糸通しビーズ】11/0 内角 スパークリングクランベリー

【チェコ製・糸通しビーズ】13/0 シャーロット オーロラダスティピンク

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