刺繍の図案の写し方

刺繍の図案を簡単に写すにはチャコペーパーが便利。

チャコペーパーとは、ソーイングや手芸の下書き用の複写紙のこと。
布に図案とチャコペーパーをあててなぞると線が写ります。
(詳しい方法はこちら→過去のブログ記事「刺繍図案の下書きのやり方」

手芸屋さんに行けば必ず置いてあるチャコペーパー。
片面のものや両面のもの、名前が似たような別商品などさまざまです。
今日はその代表的な商品を比較してみましょう!

  • チャコペーパーとチャコピー

チャコペーパーとチャコピー

実は「チャコペーパー」というのは商品の一般的な俗称ではなく、「チャコペーパー株式会社」が作った「チャコペーパー」という商品ブランド名です。
“中学校の教科書・辞典にのったこれがほんもののチャコペーパー”というのがキャッチコピー。
サイズは28×70cmと横長で、白・黄色・ピンク・青など色バリエーションがあります。

似たような商品にクロバー株式会社の「チャコピー」<があります。 こちらは30×25cmの小さめサイズが5枚1組で、同じく色バリエーションも豊富。 この2つで図案をなぞってみると〜、、、 チャコペーパーとチャコピー比較

明らかな違いが!

どちらも同じペンで強めの筆圧で写し取りました。
チャコピーの方がよりしっかり写ってます。でも線が少し太くなってしまっています。
チャコペーパーは写り方が薄いですが、線幅が細く描けてます。

耐久性はどっちもどっちという感じで、用途やデザインによって使い分けるといいと思います。

★しっかり図案を写したければチャコピー
★繊細で込み入った図案ならチャコペーパー


  • 【番外編】カーボン紙
  • 最近の私のお気に入りは100円ショップセリアの「カーボン紙」。伝票とかを写す普通のカーボン紙です。

    チャコペーパーとかはかなり強い筆圧でないとしっかりと写らないので、何枚も書くときや大物を写す時は疲れ果てます。
    また、何回も使ってるとだんだん線が途切れ途切れになってイライラします。

    でもこのカーボン紙は弱い筆圧でもスッと写ってくれて最高!
    何回使っても線が途切れず、細く描ける!!
    しかも100円!チャコペーパーよりも断然安い!!!

    セリアのカーボン紙

    布用ではないので擦れて多少汚れるという欠点もありますが、今のところすごく重宝してます。
    びっしりと刺繍で埋めるような下書きがチラ見えしないデザインであればカーボン紙はオススメ。
    (ただしセリアのもの、ダイソーのはダメでした。)

    何で図案を写すかは、使う生地との相性、刺繍のデザインと相談して一番合うものをチョイスしましょう。

    刺繍図案を写す道具

    (チャコペーパーの詳しい使い方はこちら→過去のブログ記事「刺繍図案の下書きのやり方」

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    オートクチュール刺繍の1dayレッスンのお知らせ

    オートクチュール刺繍の1dayレッスンのお知らせです。
    レッスンでは写真のブローチをお作りいただけます。
    クロシェ・ド・リュネビルの基本からビーズ付けのステッチ、リボン刺繍、フランス刺繍などなど、盛り沢山な内容です☆
    毎回お越しの方には、本当に1日でできてしまうのですか?と少々不安なお声もいただきますが、大丈夫です!
    初心者の方でもどなたでも完成してお帰りいただけるようにしっかりご指導いたしますよ〜。


    日程:2016年7月10日(日) 終了いたしました
       
    時間:10:30〜17:00(12:30〜13:30はランチ休憩)
    *終了時間が延びる場合もございます。お時間には余裕を持ってお越しください。

    場所:株式会社アポロン様のオフィス
       〒112-0001東京都文京区白山4-22-14
       最寄駅は「白山」(都営三田線)、下車徒歩7分ほど

    定員:3名様

    お申し込み方法:
    アポロン様のホームページより、メールにて受け付けしております。
    詳しくはこちらのアポロン様のサイトをご覧ください。


    7月の開催の後は9~11月に1dayレッスンを予定しております。

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    バラと刺繍とカルトナージュ

    「刺繍したいけど、できたものを何に仕立てよう?」
    悩みますよね。私も悩みすぎて企画倒れするデザインがたくさん。
    仕立てないで額装もいいけれど、やっぱり何かに活用できたらいいですよね。

    ポーチは縫うのが難しい、、、ブローチは仕立てに悩む、、、
    そんな時は紙細工の”カルトナージュ”がおすすめ!
    図工感覚で箱や写真立てとかが作れちゃいます。

    出来合いのカルトナージュのキットを使うと楽ちんです。
    ちなみに私はコレを使いました。説明書がついてるのが親切〜

    スパンコール刺繍のバラの箱

    刺繍のバラの花びらは幻想的なスパンコール『プラントン』を使いました。
    さすがオートクチュール用のスパンコールですね、色の移ろいが美しい!

    これに味をしめていろいろ箱モノを作りたくなってきました☆

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    ビーズアートショーが終わって,,,

    先週のビーズアートショー横浜にお越しいただきました皆さま、どうもありがとうございました!
    今年も無事に終わりまして、ようやく私も落ち着きました。
    今回は子育てもあってかさすがに疲れました。。。

    いつも通販やイベントでご贔屓いただいている方々、
    これだけのために飛行機や新幹線でお見えになった遠方のお客様、
    初めて小さな手芸屋さんを目に留めて頂けたご新規さま、
    そして今と昔の生徒の皆さま、
    今年もたくさんのお客様とお会いでき、お話を伺えて、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。
    とても嬉しかったですし、また当店に何を求めていらっしゃるのかがわかり貴重な機会となりました。

    また、お手伝いを快く引き受けてくれた吉田さん、お隣ブースの刺繍枠のアポロン・相馬さん、サポートしてくれた友人に家族、この場を借りて御礼を申し上げます。(こき使ってすいませんでした。)

    秋のビーズアートショーはお休みしますが、また来年春に出店予定です。
    いつか娘の世話が楽になったら地方イベントにも行ってみたいな〜、、、

    ビーズアートショー横浜初日

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    掘り出し物!ヴィンテージシードビーズ

    いよいよ来週末は『ビーズアートショー』です!
    準備もそろそろひと段落、、、つくかどうか!(焦)

    仕事場をガサ入れして眠っていたたくさんのビーズやヴィンテージものを掘り出しました。
    「あっこんなものも!?」と探しながらウキウキ☆
    別れるのはツライ〜と惜しみつつ、でも思い切って放出します!
    1ことか2ことかしかないものが結構あるので、早い者勝ちですよ〜。当日は真っ先になくなると思います。

    せっかく来てもらったのにがっかりさせないようにギリギリまで商品詰めがんばります。
    日本一のビーズの祭典『ビーズアートショー』、現地でみなさまにお会いできるのを楽しみにしております!


    <ビーズアートショーの開催情報>
    日時:2016年5月19日(木)から21日(土)
       10:00から18:00(最終日は17:00まで)
    場所:横浜大さん橋ホール 入場無料です
    最寄駅「日本大通り」(みなとみらい線)から結構歩きます。

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    フレンチヴィンテージビーズいろいろ☆

    フランス製のヴィンテージシードビーズがたくさん集まりました〜。
    フレンチシードビーズならではの、日光のような温かみのある輝きに包まれて思わずうふふ。

    今回は優しい風合いの半透明系の色をメインに、丸小よりもひとまわり小さくて、扱いやすい小粒サイズたちをたくさんバリエーションしてみました。
    ビーズ刺繍にはもちろんだけど、リボン刺繍やレースに使ったらなおさらかわいいなーと思います。

    ビーズの産地といえばチェコや日本が世界でも有名ですが、フランスでもシードビーズは作られていました。
    その唯一のメーカーは10年ほど前になくなってしまったので、今あるのは昔に作られたものだけ。
    高い職人技が世界から消えていってしまうのは残念なことです。
    日本のメーカーさんも無くならないように私たちが支えていかないとですね!

    このフランス製ヴィンテージビーズたちは、来る5月19~21日のビーズアートショーに持って行きます!
    小さな手芸屋さんの通販サイトでの販売は今のところ未定です。

    あと、個人的に集めているものや今後販売予定のチェコシャーロットビーズもちょろっと持って行きますよ〜。
    ぜひお楽しみに!!

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    超・超・超!ミクロなビーズ

    ものすごーくミクロなビーズが手に入りました。
    届いた時、「これって砂??」と思ったほど。
    手持ちの一番小さい15/0シャーロットビーズと比べてみてもその小ささにオドロキです。

    シードビーズサイズ比較

    黒だからたくさん活躍しそう〜との喜びもつかの間、極細のビーズ針でも通るかどうかの穴のサイズ、、、といういわく付きのビーズになってしまいました。。。
    ざ・ん・ね・ん!!!

    あきらめずに何本ものビーズ針で試したところ、なんと、15号という一番細いビーズ針で入る針を発見!
    同じメーカー・サイズの針でもそれぞれに個体差があり、入らないものは全くダメ(泣)
    どうやら針の糸通し穴付近の直径にばらつきがあるようです。
    10本のビーズ針の中から1本見つかるかどうか、当たりはかなりの低確率。
    入った針は絶対に無くさないようにしようと心に決めました。

    そんな訳ありのミクロビーズですが、ちょっと見てみたいなーという方もいらっしゃると思うので、来月のビーズアートショーに持って行く予定です。
    一応ビーズ針も持って行きますが、当たりの針があるかどうかはわかりません。
    こんなに小さなビーズがあるんだ〜くらいに見ていってください☆

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    新入荷とセールのお知らせ

    まずは、14日からおきました地震により被害にあわれた地域の皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
    一日も早い復興と平穏が訪れますようお祈り申し上げます。

    そのような最中に心苦しくはありますが、本日は新商品とセールのお知らせとなります。

    カラフルな4色セットスパンコールが入りました。
    トロピカルな赤やオレンジ、鮮やかなピンク系にブルー、グリーンなどの濃いめカラーのアソート。
    薄い色合いの方が人気のようですが、個人的にはこのくらいの発色の方が作品にも映えるのでオススメで、写真写りもよく魅力的です。

    ヴィンテージのちょっと大きめお花モチーフも新入荷です。

    貝の真珠層のようなゆらゆらっとした輝きの純白なスパンコールです。
    ルイヴィトンのモノグラムのようなモダンな形ですね。

    お洋服につけて簡単リメイクしたり、これを主役にしたシンプルなピアスなんかかわいいと思います。
    私はびっしりビーズで刺繍した上にパラパラ乗っけてポーチを作りたいなぁと考え中です。

    ◇◇◇ 数量限定セール ◇◇◇

    クロシェやスパンコール、シャーロットビーズなどが数量限定でセール中です。
    気になっていたものが見つかれば幸いです。

    Recommended Items

    【縫い付け用ラインストーン】4mm チェコクリスタル【5個セット】

    【ヴィンテージ糸通しスパンコール】14*17mm花 シェルホワイト

    【4色セット】4mm亀甲 オーロラブルー・グリーン系(濃)

    【4色セット】4mm亀甲 オーロラピンク・パープル系(濃)

    【4色セット】4mm亀甲 オーロライエロー・オレンジ・レッド系

    【4色セット】4mm平 オーロライエロー・オレンジ・レッド系

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    ビーズアートショー出店のお知らせ

    5月19日から21日は横浜で開催される「ビーズアートショー」に出店します。
    今年で3回目(だったかな?)の参加です。
    様々なビーズ手芸のお店や作家さんが勢揃いな、日本で一番大きなビーズの祭典!

    小さな手芸屋さんはいつもビーズやスパンコールなどの刺繍材料の販売とオートクチュール刺繍の作品展示をしています。
    お隣には刺繍枠の「Apollon」さんもご参加。
    2つ合わせてビーズ刺繍ワールド全開のブースになること間違いなし??な年に一度の機会です☆

    毎回特別に材料を用意しており、いつも以上の品揃えで皆様をお迎えできる予定です!
    今日はその中から新色のソレイユスパンコールをご紹介〜

    フランス製ソレイユスパンコール

    フランス語で”太陽”を意味するソレイユ soleil、後光のような放射状の凹凸が特徴の高級スパンコールです。
    一番使いやすい直径4mmの淡いゴールドとクリスタル、ブルーブラック、ブラックの4色を特別にご用意してます。
    どの色もいいね!ですが、個人的にクリスタルが気に入ってます。

    さて、膨大な種類なビーズとスパンコールたちの準備が終わるのか、、、なんとかがんばりまーす!


    ビーズアートショー横浜の詳細はこちら
    日時:2016年5月19日(木)から21日(土)
       10:00から18:00(最終日は17:00まで)
    場所:横浜大さん橋ホール 入場無料です

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    オートクチュールの展覧会

    パリのオートクチュールの発祥から現在に至るまでの近代モード史の展覧会「Paris オートクチュール 世界に一つだけの服」に足を運んできました。

    オートクチュールの骨組みを作ったシャルル・フレデリック・ウォルト、
    婦人服に大きな変革をもたらしたポール・ポワレ、
    バイアスカットを発明したマドレーヌ・ヴィオネ、
    ディオールから帝王サンローラン、シャネルらのアイコン的な作品が一堂に会する滅多にない展示内容。

    今となってはファッション史でしか見られない歴史的なスタイルを、手が届くほど近くにじっくりと鑑賞でき、これらを実際に来ていた時代・人たちがいたのか、、、とその存在感をとても身近に感じました。
    特にポール・ポワレの直筆デッサンは、彼の描いている様子や仕事場の雰囲気まで勝手に妄想してしまうような生々しさがあり感銘を受けました。
    彼はコルセットから女性のウエストを解放し、女性のライフスタイルを変革した20世紀で最も偉大なデザイナーの一人でもあります。

    刺繍ものの作品ももちろん勉強になりましたが、この展覧会の見所はその歴史にあると思いました。
    ファッションとは、色とか形とかそんな上っ面な部分だけではなくて、理想の女性はこうあってほしい、こうあるべきみたいなデザイナーの夢や欲望がベースとなっています。
    それが社会背景と絡んで女性のライフスタイルや社会的地位をも変えるような波をいくつも興してきたのです。
    普段は全く意識しないことですが、私たちはそうして進化してきた「洋服」を身につけて生活しています。
    その進化の歴史を知ることで、これからの自分のファッションや物作りのスタイルはこうでありたいな、みたいな哲学を再認識できる機会になると思いました。

    オートクチュールの展覧会のドレス

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