スパンコールの刺繍のレシピ
~ 幻想的な色合いのプラントンの花 ~

色彩が幻想的な柄入りスパンコールを使った作品です。お花のスパンコールの形を活かし、立体的で珊瑚のように密集した刺繍アクセサリーにしました。
ブローチや耳飾り、指輪などさまざまな作品にすることができます。
難しい図案も技術もなくても簡単にできちゃう、誰が作っても楽しいスパンコールの刺繍です。

ビーズ刺繍のやり方 レシピ

刺繍の材料:

5mmのお花スパンコール丸小サイズのビーズ、刺繍糸、生地、フェルト、透かしパーツ、アクセサリー金具

刺繍の道具:

ビーズ針、糸切りはさみ、刺繍枠

刺繍の図案:

中心となる点から直径6mmの円を描き、6mmずつ直径の大きな円を同心円状に描いて好きな大きさにしてください


ビーズ刺繍の手順


ビーズ刺繍のやり方1

まず外側から刺繍をはじめます

ビーズ針に刺繍糸を2本取りにし、生地の裏から針を出します
針にビーズ1粒+スパンコール1枚+ビーズ1粒を通します


ビーズ刺繍のやり方2

3mm離れたところに針を刺します


ビーズ刺繍のやり方3

2で刺繍したビーズから3mm離れたところに針を出します

針にビーズ1粒+スパンコール1枚+ビーズ1粒を通します


ビーズ刺繍のやり方4

2で刺繍したビーズのキワに針を刺します


ビーズ刺繍のやり方5

4で刺繍したビーズから3mm離れたところに針を出します

針にビーズ1粒+スパンコール1枚+ビーズ1粒を通します


ビーズ刺繍のやり方6

4~5を繰り返します

☆返し縫いと同じです


ビーズ刺繍のやり方7

スパンコールを針に移すときは、糸通しのままで順番に一枚ずつ取ると綺麗なクラデーションに出来上がります


外周の出来上がり

外側が一周できました


内側も刺繍する

内側も同様に刺繍します

10
刺繍の中心

全部の円が刺繍できると最後に中心点が残ります

11
中心を刺繍する

中心のに針を出します

12
針にスパンコールを通す

針にビーズ1粒+スパンコール1枚+ビーズ1粒を通します

13
刺繍の中心

中心を刺します

14
刺繍の完成

中心が刺繍されました

15
刺繍の細部

スパンコールがビーズに立てかかるような感じになっています

16
刺繍糸の提案

刺繍糸にグラデーション糸を選んでも素敵です


刺繍の糸は白が一番目立たないと思います。
糸が結構見えるので、あえてそれもデザインに、色付きの糸で遊ぶのもひとつのアイディア。
糸の色が違うだけで出来上がりのイメージも大きく変わります。

仕立て方法は次のblogで、、、

仕立てをする部分のblogはこちら▽▽▽
刺繍の仕立て くるみボタン風の方法


お花のスパンコールやビーズは【小さな手芸屋さん】で販売中です♪

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刺繍の仕立て くるみボタン風の方法

お花の形のスパンコールとビーズを使った簡単&かわいいビーズ刺繍のアクセサリー、仕立て編です。
仕立てる時に中に詰め物をしてくるみボタンのようにしています。包み金具を使っていない分軽く、好きなサイズにでき、柔らかな装着感です。
この仕上げ方法は他の刺繍作品にも応用できるはず。簡単に完成度の高いものができるようになります。

刺繍の仕立て方

刺繍編の工程16からの続きです
刺繍をする部分のblogはこちら▽▽▽
スパンコールの刺繍のレシピ ~ 幻想的な色合いのプラントンの花 ~


17
裏の仕立て

フェルトを出来上がりの大きさより一回りずつ小さい円に切ります

大きさに合わせて数枚用意します

18
金具のつけ方

一番小さなフェルトを刺繍の裏に縫いつけます

表から目立たないよう少しずつ、2-3回縫ってください

19
金具のつけ方

二番目に小さなフェルトを18に重ね、同様に縫いつけます

20
金具のつけ方

小さなフェルトから順に縫いとめ、最後に一番大きなフェルトを縫いとめます

21
金具のつけ方

刺繍の周りをぐるりと一周なみ縫いします

☆出来上がりの端から、「刺繍の出来上がりの円の半径マイナス4mm」外側を縫ってください

★縫い始めの糸端は玉結びをしておき、縫い終わりの糸端は結ばず、切らずに、工程24までそのまま出しっぱなしにしておいてください

22
金具のつけ方

21の4mm外側をハサミで切り取ります

23
金具のつけ方

切り取りました

まだ糸は出しっぱなしです

24
金具のつけ方

出しっぱなしにしていた糸を引き締め、裏面にギャザーを寄せます
綺麗なドーム状になるよう調整しながら引き締めてください

いい形になったら玉結びして糸を切ってください

25
金具のつけ方

中のフェルトが土台になってふっくらとしています

26
金具のつけ方

裏面の余白に合うサイズの透かしパーツを用意します

27
金具のつけ方

透かしパーツの端をまつって縫いとめます

28
金具のつけ方

ブローチピンやピアス金具など、お好みのアクセサリーパーツを接着剤でつけます

29
ビーズ刺繍のやり方29
珊瑚のような可愛らしいアクセサリーができました


作り始める前に仕立てに使う金具や透かしパーツを決めておけばスムーズに作ることができます。
透かしパーツにちょうどいいものがなければ、皮やフェルトで代用しましょう。

思わず量産したくなるかわいい刺繍アクセサリー☆
スパンコールやビーズの色を変えてお好きな組み合わせで楽しんでみてください♪


お花のスパンコールやビーズは【小さな手芸屋さん】で販売中です♪

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刺繍ブレスレットの作り方
仕立て編

オートクチュール刺繍のテクニックでおしゃれなブレスレット作り☆の仕立て編です。
刺繍するよりも仕立てる方が難しかったりノウハウがいる、作品の価値を決定づける大事な工程です。
今回は金属のバングルを使って、しっかりとした作りの仕立て方法をご紹介いたします。

ブレスレットの仕立てのしかた

刺繍をする部分のblogはこちら▽▽▽
刺繍ブレスレットの作り方 刺繍編

刺繍パーツの仕立て

1, 刺繍したパーツの裏に「両面接着芯」を貼ります

「両面接着芯」とは、、、

熱で接着する布地用のシート状の糊です。接着したい布の裏面にこの両面接着芯をあて、アイロンを使って接着します。アイロンの温度は中温でスチーム無しです。

刺繍ブレスレットの作り方

*刺繍の表面に貼らないように!

刺繍ブレスレットの作り方

出来上がりのサイズよりも大きく貼ります

刺繍ブレスレットの作り方

2, 刺繍の周りを、出来上がりよりも7mmくらい大きめにカットします

刺繍ブレスレットの作り方

3, 両面接着芯の剥離紙を剥がします

刺繍ブレスレットの作り方

4, 裁ち白を裏面側に折り込み、アイロンで接着します

刺繍ブレスレットの作り方

5, 端は少しだけボンドを使って裏に折り込みます

刺繍ブレスレットの作り方

とりあえず刺繍のパーツは下準備完了です


仕立てに必要な材料

刺繍ブレスレットの作り方

今回使用したのは、

・金属製バングル 刺繍の幅よりも狭いもの
 *刺繍パーツはバングルの全長より少し長めに設計してください

・リボン 刺繍パーツの幅と同じくらいのもの


バングル仕立ての方法

1, バングルの両面に「布用両面テープ」を貼ります

刺繍ブレスレットの作り方

2, 内側にリボンをつけます

刺繍ブレスレットの作り方

端は外側に折り込みます

刺繍ブレスレットの作り方

3, 刺繍パーツを外側につけます

刺繍ブレスレットの作り方

4, 刺繍とリボンの端を透明の糸でまつります

刺繍ブレスレットの作り方

5, 完成〜!!

リュネビル刺繍バングル

刺繍デザインを詰める前に、まずは仕立てに使う材料を決めておかないとスムーズに制作ができません。
作りたいイメージ合った仕立て用パーツを探して、それに見合うように刺繍のサイズ、デザイン、縫い代を決定します。
行き当たりばったりではなかなかうまくいかないものです。
初めの段階からきちんと最終形を見据えて構想をすれば、何倍もよく見える作品を生み出すことができます。

とはいえ、一度作ってみないと直面できない問題が潜んでいるのが仕立ての工程。
何よりもまず経験をするのが一番の勉強です。


使った刺繍の材料

小さな手芸屋さんのお店で販売中です!

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トップホールスパンコールの刺繍のやり方

トップホールスパンコールとは、縫い付ける穴が端の方に空いているタイプのスパンコールです。
縫い付け方は普通のスパンコールと少し違います。

トップホールスパンコール"ニソワ"

トップホールスパンコールの縫い付け方

どんな風に使ってもかわいいスパンコールですが、オススメはお花のように刺繍するやり方です。
花弁の枚数、花芯の大きさ、材料の組み合わせで何通りもの刺繍ができます。

トップスパンコールで作るお花の刺繍

A: 4枚花弁のシンプルバージョン

トップホールスパンコールの刺しゅうのやり方

1,中心に3mmパールを縫い付ける

2,パールの周りにトップホールスパンコールとビーズを一緒に縫い付ける。
パールの際から針を出して、ビーズ1粒+スパンコール1枚の順に針に通し、外に向かってビーズと同じくらいの長さで縫います。放射状に計4セット刺繍します。

**イラスト

B: 少し立体的に、6枚花弁のお花

トップホールスパンコールの刺しゅうのやり方

1,中心に3mmパールを縫い付けます

2,パールの際に針を出して、ビーズ1粒+スパンコール1枚+ビーズ1粒の順に針に通し、外に向かってビーズと同じくらいの長さで縫います。放射状に計6セット刺繍します。

C: 大きくゴージャスに、花芯の直径を広げて花弁の枚数を増やすデザイン

トップホールスパンコールの刺しゅうのやり方

1,中心に3mmパールを1粒つけ、その周りにさらに6粒のパールを縫い付けます

2,1の周りに、ビーズ1粒+スパンコール1枚+ビーズ1粒を放射状に計12セット刺繍します
*花弁の重なり方を変えれば、またちがう表情のお花に、、、Let’s try !

D: 最近はやりの折り曲げスパンコールテクニック

大きなスパンコールは半分に折って刺繍することができます。よく刺繍アクセサリーなどで見かけることができます。
折る方法は簡単、何かの角に添えて手でキュッと折るだけです。
なんども折り曲げたりすればもちろんポキっと割れてしまいます。また、vintageの脆いスパンコールも割れやすいのでご注意を。
一発で中心を折り曲げるのがコツ!

トップホールスパンコールの刺しゅうのやり方

1,中心に3mmパールを縫います

2,トップホールスパンコールの中心を折り曲げます(表が谷側)

3,パールの周りに、折ったスパンコールを放射状に6枚刺繍します


刺繍したお花は、耳飾り・ペンダントトップ・リングなどに仕立てるとおしゃれなファッションアイテムに♪
花のモチーフを連ねてブレスレットやクラッチバックにしてもゴージャスです。

アレンジするのが楽しくなる、スペシャルなトップホールスパンコール。
ぜひ素敵なストライプ柄で世界にひとつのおしゃれアイテムを刺繍してみてください☆

【オートクチュール刺繍のお店 小さな手芸屋さん】で販売中です♪

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刺繍ブレスレットの作り方 刺繍編

オートクチュール刺繍のテクニックでおしゃれなブレスレット作り☆
2サイズのクロシェとビーズ針を使い分けて刺繍をします。
作品作りのご参考に♪♪♪

刺繍のやり方

1、120番の太いクロシェ・ド・リュネビルを使ってチェーンステッチで面を埋めます。

オートクチュール刺繍のやり方

糸はDMCの25番刺繍糸を2本とギッターマンの銀糸を引き揃えて使います。
長めのチェーンステッチで、ジグザグ往復しながら埋めます。

オートクチュール刺繍のやり方

2、定番サイズ80番のクロシェ・ド・リュネビルで銀糸をチェーンステッチします。
少し細かめのステッチ長で往復して埋めます。

オートクチュール刺繍のやり方

3、小粒なビーズを80番のクロシェで縫い付けます。
シャーロットというチェコの1cutビーズを使います。あらかじめ糸に通しておいて、布の裏面からクロシェのチェーンステッチをして縫い留めています。
ビーズがランダムな向きになるように、うねうねと運針して埋めるテクニックで。(ヴェルミセル)

オートクチュール刺繍のやり方

オートクチュール刺繍のやり方


ここまででも結構可愛いブレスレットに♪
出来上がりが待ちきれずにエア試着。

刺繍ブレスレット

4、トップホールスパンコール矢車菊の形のお花スパンコールビーズビーズ針で刺繍します。
小さな手芸屋さん特注のストライプ柄のスパンコール:)
最近一番のお気に入りです☆

オートクチュール刺繍のやり方

オートクチュール刺繍のやり方

5、仕立てて出来上がり〜!可愛い〜!!

オートクチュール刺繍バングル

仕立て編はまた今度のブログで、、、

仕立てをする部分のblogはこちら▽▽▽
刺繍ブレスレットの作り方 仕立て編

リュネビル刺繍バングル


使った刺繍の材料

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ビーズの刺繍ブローチ
「刺しゅうの小物&アクセサリー」掲載作品

先日発売となった「刺しゅうの小物&アクセサリー」(朝日新聞出版)という本に作品とレシピを提供しました。
初めての書籍の仕事、レシピってどうやって本になっていくんだろうとずっと疑問だったことを体験することができました。

今回の本では、
1、私がレシピの原作と作品を提出
2、編集の方がページ数に合わせて製図・レイアウト
3、2でできたものを私が添削
4、編集の方が修正
5、完成
って感じでした。

初めての本だったので気合いが入ってしまい、レシピの原作はちょっとした冊子ができるくらいのボリュームになってしまって、それを1ページにまとめる編集の方は至難の技だったでしょう。
添削もこれでもかってくらいして、しっくりくるレシピになったかもと出来上がった本を見て思いました。

ただ、どうしても1つだけ、どうしてもこれでは納得できない、、、というところがあります。
それは、ブローチの実物図案が製作者の私から見ても?なこと。。。
大事な図案なのだから、もっと強くダメ出しをするべきだったんだと、すごく後悔しています。
刺繍を作ろうと思って本を買っていただいた方もきっと残念だったかもしれません。

もう印刷されてしまったものは直しようがないので、本書のサポートとして私が作ったブローチの実物図案を公開します。
こっちの図案を頼りに、手順は本を見て刺繍にチャレンジしていただければと思います。

今回の図案は「このブローチを作ってみたい!」と思ってくださっている方のための図案です。
商用のご利用はご遠慮ください。(コピーまたは流用作品の販売・教授、図案等の再配布、他サイトへの転載など)
また、私的なご利用でありましても再配布・転載はご遠慮いただけましたら幸いです。
みなさまに著作権保護についてのご理解・ご協力をいただきまして、公開を続けることができればと願っております。

前置きがすっごく堅苦しくなりましたが、図案をご参考に楽しくお作りになってください:)
作り方は「刺しゅうの小物&アクセサリー」をぜひお求めになって、ご覧になってくださいませ☆

「刺しゅうの小物&アクセサリー」
単行本: 192ページ
出版社: 朝日新聞出版 (2018/6/20)
言語: 日本語
ISBN-10: 4023332143
ISBN-13: 978-4023332140
発売日: 2018/6/20


*パソコンなどに保存してから、A4紙に縮尺100%で印刷すると実物大になります。

本に掲載の【小さな手芸屋さん】の刺繍作品はコチラ

刺しゅうの小物とアクセサリー

刺しゅうの小物とアクセサリー

次の本ではこんな後悔をしないようにしないと、、、、ひとつ勉強になりました。

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花型スパンコール、刺繍の使い方

小さくて可愛いフランス製のお花スパンコール。
手にしてみたものの、どうやってアレンジしようかと悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

今回は刺繍デザイン初心者の方でも簡単♪見た目もバッチリ!な刺繍のアレンジ方法をご紹介いたします。

ストライプ、ボーダーで組み合わせを楽しむ

花のスパンコール刺繍

何と言っても下書きが簡単な縞模様柄。ラインの間隔、使う材料の組み合わせでバリエーションは無限大です。
好きな材料を集めてまっすぐ縫い付けるだけ!
リュネビル刺繍が初めての方でもチャレンジしやすい課題だと思います。

作品例のように花のスパンコールをリュネビル刺繍で縫い付けるには、チェーンステッチでスパンコールを一枚つけた後、スパンコールを入れないチェーンステッチをひと目すると、お花のスパンコールが重ならずに刺繍できます。

花のスパンコールの刺繍の仕方

スパンコールをつける時、つけない時、どちらの時もチェーンステッチの大きさは、スパンコールの半径と同じくらいにします。
スカスカな感じに仕上げたければ、ステッチの長さを大きくするともっとまばらな印象にし縫い付けられます。

水玉模様のアレンジ

花のスパンコール刺繍

最近流行りのドット柄、お花のスパンコールでアレンジするとこんなに可愛くなります。
ドット柄も描きやすい図案のひとつ。玉の大きさ、間隔、並べ方、この3点がデザインのポイントになります。

玉の並べ方の王道は大きく分けて2つ。
縦横まっすぐに玉が整列するレイアウトか、玉が斜めの列に対して整列させるかです。

水玉の並べ方

花スパンコールはビーズ刺繍のテクニックで縫い付けました。

スパンコールの刺繍の仕方

玉の部分にただスパンコールを埋めただけでは面白くなかったので、葉っぱをランダムな位置に生やしてポップなアレンジを加えています。

シンプルに全面を埋める、総柄刺繍

花のスパンコール刺繍

ワンポイントにモチーフを配置するデザインに対して、面積の全面をモチーフで埋めるデザインを総柄と呼びます。
水玉模様もボーダーも総柄の一種ですね。

大きな面積だったらびっしり埋めるのはとっても大変;;
できれば大きなスパンコールやビーズを使って楽をしたい、、、と思ってしまいます。
そんなとき、お花のスパンコールだったらすこし大きめで、スカスカしていても可愛いので総柄にぴったりではないでしょうか。

作品例は、お花の列とチェーンステッチの列を交互に、3mmくらいの間隔の縞模様に刺繍しました。
お花スパンコールのつけ方は一番初めの作品例と一緒です。スパンコールをつける列もつけない列も均一な針目になるようにステッチしています。
糸は銀糸を使ってデザイン性を高めます。


お花の形のスパンコールを使ってできる3つの刺繍作品例、いかがでしたでしょうか?
ぜひ制作の参考になさって楽しんでみてくださいませ!

お花のスパンコールは【小さな手芸屋さん】の通販shopで販売中です♪♪♪

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オートクチュール刺繍 How to !
ブレード使いの刺繍デザイン

刺繍のデザインと図案

オートクチュール刺繍の材料はスパンコールやビーズだけではありません。ブレードやヒモ・リボン、金属パーツや皮、ときには思いもかけないものが刺繍に登場します。
今回はブレードを使った作品を作ります。ブレードには幅の広いもの、細いもの、織り模様も様々です。扱い方もその特性に合わせて変化します。
この作品では幅広ブレードのオートクチュール刺繍仕込みの扱い方をご紹介します。

1, 刺繍材料を集めます

鮮やかなグリーンのフリンジ状のブレードを主役に、白いフランス製スパンコールと糸通しチェコビーズ、少し小粒なシルバーのシードビーズに、爽やかなアクセントのブルーのメタリックオーロラスパンコールを用意。初夏先取りなイメージです。

ブレードは「素材博覧会 in 横浜」に出店していた、大阪の「カツミ産業」さんでゲットしました!かわいい〜
近々展示会もあるそうです!→→→ 2018年4月6日(金)、7日(土) 11時~17時 場所:東京都港区南青山5丁目4-41 グラッセリア青山内 ふくい南青山291

刺繍用ビーズとスパンコール

2, 刺繍デザインのレイアウトを決めます

材料を並べてイメージを膨らませます。主役のものや色の濃いものから先に配置するとバランスが決めやすいです。

スパンコールとビーズ

3, 刺繍の図案にします

レイアウトが決まったら、スパンコールやブレード、ビーズのそれぞれのサイズを測って、実物大のイラストにします。
そのあと、スパンコールやビーズを実際に縫い付けるラインを引いて図案として完成させます。

今回は4mmスパンコールと23mmのブレード、2mmのビーズを使い、それぞれ隙間が空かないようにびっしりボーダーに敷き詰めるようなデザインにしています。
隙間が空かないようにするには、きっちりとサイズを測って、計算をして縫い付け線を引かないといけません。

例えば、4mmスパンコールを数列平行に敷き詰めたい時、4mm間隔で縫い付ける線を引いた場合、実際に刺繍すると列同士に少し隙間ができてしまいます。
なので間隔をほんの少し詰め気味(-0.5mm)に設定すると隙間ができません。
ビーズ同士をぴったり並列させる時はスパンコールのように詰め気味にはせず、ビーズの大きさと同じにします。
スパンコールとビーズを並列したい場合も詰め気味にはしないほうがいいでしょう。

オートクチュール刺繍のデザイン

刺繍のポイント

刺繍布に図案を下書きして、刺繍枠に張ります。直線的なデザインの場合は、線が歪まないように慎重に張りましょう。

4, 刺繍スタート!

スパンコールとビーズから先に刺繍します。
ブレードのフリンジで隠れてしまう部分にもスパンコールをつけました。

リュネビル刺繍のスパンコール

5, ブレードの下準備

ブレードの端は切りっぱなしだとほつれてきます。ほつれ止めをしましょう。
必要な長さ+1cmくらいでカットして、端っこをセロハンテープでくるむか、接着剤などを塗ってほつれないようにします。
どちらの場合でも控えめな範囲で、必要最小限のほつれ止め処理にしてください。縫い付けるときの邪魔になったり、はみ出してしまったりしないように、こんなところこそいつもより丁寧に仕上げましょう。

ブレードの縫い方

6, ブレードの下準備2

ほつれ止めした端は5mmほど裏に折り返し、針と糸で縫い止めておきます。

ブレードの刺繍のやり方

7, ブレードを縫い付けます

ブレードをまち針で仮止めして、針と糸で縫い付けます。

刺繍のブレードの使い方

仮止めするとき、刺繍の表面を見ながら、まち針は裏から刺して表をすくうように止めるとやりやすいです。
縫うときも表面を見ながら、ブレードの端を細かく小さな針目でまつりましょう。

裏から見るとこんな感じです↓↓↓

ブレードの縫い方

8, ビーズ刺繍で飾り付け

パールやビーズをブレードの上に刺繍して飾り付けます。
使う針はクロシェでもビーズ刺繍針でも、どちらでもできます。今回はビーズ刺繍針を使いました。ビーズ刺繍をするときは糸を2本取りにしましょう。

オートクチュール刺繍のブレードの使い方

9, 完成!

オートクチュール刺繍の作品

隙間も空かずにびっしり埋まりました☆
ブレードの代わりにレースを使っても可愛いものができそうです!

スパンコールとブレードの刺繍


オートクチュール刺繍作品の完成度を高めるためには、図案の精度、材料の丁寧な下準備(今回でいえばブレードのほつれ止めの部分)が見過ごせないポイントです。
そんな目に見えにくい部分のこだわりが出来上がりを支える屋台骨になります。

今回のようなボーダー柄は初心者の方にもオススメの図案です。好きな材料をチョイスして、お好みの感覚でデザインにチャレンジしてみてください♪

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型紙が大事、がま口の作り方

小さくて首から下げられるようながま口が欲しくてスパンコールをびっしり刺繍して作ってみました。

がま口の金具を買うと袋部分の型紙がついてきます。便利ですね。
でもその型紙がオシャレな形かというと、、、うーん、、、というものもあります。
今回ついてきた型紙はまさに、、、だったので、自分で改造をして使いました。

仮縫いと型紙の改造

がま口のパターン

まずは付属の型紙を使って、どんな形になるのか確認をしましょう。余り布を使って、実際に仕立ててみます。
刺繍する予定の布や、刺繍し終わったあとと同じような張り感・厚みを持つ布を使うとベストです。
仮縫いしてみて、気に入る形だったらそのままその型紙を使います。
もしダメだったら、幅や長さを変えたり底にマチを入れたりして改造してみます。気に入るまで何度でもやりなおしましょう。

思い通りの型紙ができたら刺繍のデザインを当てはめて、最後にもう一度仮縫いをします。

刺繍モチーフの位置の確認

刺繍のデザインは、平面上ではいいように見えても、立体になるとバランスが変わることもあります。
仮縫いを見ながら、モチーフの位置をずらしたり微調整して、かっこよく配置しなおします。

がま口のパターン

刺繍、仕立てをして完成!

オートクチュール刺繍のがま口バック

刺繍が完成した後は形の微調整をすることが難しいです。
最後に後悔しないように、刺繍する前に念入りに確認をした方が作品の完成度も高まります。
がま口だけではなく、ファスナーポーチでも、ブローチなどでも、完成前に出来上がりを立体化させるのがおすすめです。

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プチレッスン de リュネヴィル刺繍
スパンコールのヴェルミセル

リュネビル刺繍を代表するテクニックのひとつにヴェルミセルがあります。

ヴェルミセル(vermicelle)とは直訳すると”麺”のこと。
フランスでベトナム料理やタイ料理のレストランに行くと遭遇することも多い単語です。

リュネビル刺繍でのヴェルミセルは、麺のようにうねうねと方向転換を繰り返しながらチェーンステッチをすることを指します。
小さなビーズでぎっしり面を埋める時にも用います。

ビーズのヴェルミセル

ビーズで刺繍する時によく使われる技法ですが、スパンコールでも用いることができます。
また、ぎっしり埋めるだけではなく、均一に余白を空けてまばらに散らすこともできます。
糸だけを使って、そのヴェルミセルのうねうねの軌跡をデザインとして扱うこともあります。

お花のスパンコール刺繍

スパンコールでぎっしり埋める時はこんな見え方に、、、

リュネビル刺繍のスパンコールでヴェルミセル

スパンコールの色が変わって見えるのは、3色を混ぜて使っているためです。
リュネビル刺繍でスパンコールを刺繍する時は、糸通しスパンコールをフィラガン(という専用の刺繍糸)に移し替えることから始まります。
その時に、同じフィラガンに各色を交互に少しずつ通し替えておいて使うと、まるでゴッホの絵画のようなタッチのヴェルミセルになります。

このようにスパンコールの色混ぜてびっしりヴェルミセルで刺繍をするだけで、細かいデザインがなくても十分に美しい作品ができます。

スパンコールのヴェルミセルの刺繍がま口

この刺繍のがま口に使ったスパンコールはこちら:

スパンコール専門店の小さな手芸屋さんで販売中です。

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