ヴォーグ学園でのオートクチュール刺繍講座の作品紹介

ヴォーグ学園さんの講座の新学期まであと2週間。もうそろそろです。

どんな内容の作品をするのですか?というお問い合わせをよく頂きましたので、

新作を含め改めてご紹介致します。

最初の6ヶ月で作るのは、クロシェの練習をかねたものと、ビーズ付けにチャレンジのミニポーチの2点 ↓↓↓↓↓

クロシェ・ド・リュネビルの刺繍

ビーズとリボンのミニポーチ

難しそうなテクニックなので、本当に続けて行けるのか不安、、、という方が多くいらっしゃるので、

まずは簡単なものから始めてしっかりとクロシェの基礎に慣れて頂けるようなペース配分で進んで行きます。

クロシェの他にもリボンやビーズ針の刺繍も取り入れます。

その後の6ヶ月も全5回のレッスンで2作品作ります。

1点目はクロシェでのスパンコール付けとフランス刺繍の基本を組み合わせた作品です。
(写真を撮り忘れました。ビーズ・スパンコール・パール・刺繍糸を使ったはがきサイズくらいのものです。)

2点目は立体的なお花のコサージュです。オリジナル作品作りにも役立つ仕立てテクニックが詰まってます。 ↓↓↓↓↓

刺繍のコサージュ

新しいテクニックや素材を取り入れながら、徐々に豪華な課題へと進んで行きます。

1年もするとクロシェの腕前もかなり上がってくるはずです。

3期目の6ヶ月の課題はまだ決まっていませんが、一番上の写真の黒×シルバーの刺繍をアクセサリーに仕立てる感じになると思います。

あとは透けない布でクロシェにチャレンジする作品も考えています。

その頃にはオートクチュール刺繍にかなり手慣れてくるので、ますますゴージャスなものに取りかかる予定です。

ご覧の通り、アトリエのレッスンでの課題とはひと味ちがう作品をご用意しております。

アトリエではお教えしていないテクニックもたくさん盛り込んで行きます。

宿題の量も最低限に押さえていますので、お忙しい方でも焦らずに楽しんで頂けるような内容です。

開講まであと2週間!

お申し込み頂いたお客様、どうもありがとうございます!!

期待を裏切らない楽しい講座にして参りますので、どうぞ楽しみにしていてくださいませ!


スパンコールの花のコサージュ

来月は母の日。

そういえばまだきちんとした作品をプレゼントしたことがなかったなと思い、

今年退職する母へコサージュを作ってみました。

きっと送別会で使うだろうな〜と想像して、普段使い用よりもちょっとゴージャスに。

個人的にやりたかったこと、

*仕上げ違いのスパンコールの組み合わせ
(微光沢のものと輝きの大きなものを部分的に使って、輝きの違いで見せる立体感)

スパンコールの花のコサージュ

*ワイヤーを仕込むテクニック
(パーツの外周にアクセサリー作り用のワイヤーを「point riche(ポワンリッシュ)」という細かくジグザグにステッチする技法で止める。こうすることで動きのある造形を作れます。)

*いつもシルバーばかりなのでたまには差しにゴールド
(でもやっぱりシルバーは使ってしまいますね。ゴールドと薄いグレーも相性が良さそうなので次でチャレンジ。)

など盛り込んで、久しぶりに自由に作品作れたなぁと息抜きできました。

あまり考えずに作った割にはなかなかいい感じにできたので満足です。

ワイヤーを仕込むのはちょっと難しいテクニックですが、

種類やサイズ違いのスパンコールを組み合わせるテクニックは簡単にできると思います。

みなさんもぜひぜひ試してみて下さいね!

いろいろ発見できますよ〜。

スパンコールの花のコサージュ

スパンコールの花のコサージュ


プロバンスのラベンダーが好き

フランスに行ったら絶対に買って帰りたいもの、、、

細インゲンやアーティチョークの缶詰、刺繍とファッションの本、南仏の蝉の置物、そしてラベンダー。

6月に私用でフランスに行くことになりました。

パリには行けないので買い付けなどはできないのですが、何かいい物を買って帰れないかしら?と考え中です。

特にプロバンスのラベンダーはかなり大好きなので、湯船いっぱい分くらい欲しい所です。

向こうのラベンダーはすごく香りが透き通っていて、しかも持ちがいいんです。何年も香ります。

お土産品としても内輪人気が高くて、我が家にもたくさんコレクションがあります。

ソレイヤード生地の香り袋はインテリアにもいい感じです。

オ・フィル・デュ・レーヴの香り袋の課題の仕立て用にプレゼントしているのも本場プロバンス産で、

みなさんに「いい香り!」と喜んでもらえて嬉しいです。

5月の朝日カルチャーセンターの1day講座の課題もラベンダーの香り袋です。

クロシェのレッスンはいつも時間が押し気味になってしまうので、今回はちょっとボリュームを押さえてます。

でも可愛さは150%増です!!(そのつもりです!)

刺繍も楽しめてラベンダーまで手に入ってしまう素敵(?)な講座となっております。

オートクチュール刺繍のラベンダー袋


オートクチュール刺繍の香り袋
5月29日(木)14:30~17:30 定員12名様
お申し込み詳細は朝日カルチャーセンター横浜校にて承っております。


コレクションから探す刺繍のアイディア〜2014ss Elie Saab〜

刺繍やハンドメイドのネタ切れで困ってしまう時、、、

そんなスランプなときは、

1・ファッション雑誌を見る

2・おしゃれなお店で参考になりそうな洋服を探す

3・パリコレなどのファッションショーからアイディアを探す

ということをよくしています。

柄や配色、テクニックや仕立ての参考などなど、流行の洋服やアクセサリーからたくさんの刺激をもらえます。

今日は2014年春夏のオートクチュールコレクションの「Elie Saab」というメゾンの刺繍ドレスをご紹介 ↓↓↓↓↓

レース風の刺繍レース風の刺繍

見た感じ、チュールレースの上にビーズやスパンコールを散らしつつ、花びら状にカットした別布をプラスしてふんわり繊細立体感な刺繍です。
モチーフ状のレースも後付されていて、まるでレースが浮き出ているように見えます。女性らしい素敵な作品。
淡くベージュがかったピンクと白のカラーも綺麗です。レースと材料さえあればビーズ針で作れそうです。

花モチーフの刺繍花モチーフの刺繍

総刺繍なのに軽い印象のジャケットとスカートは、きっと極薄の生地を使っていると思われます。
おそらくチュールかシフォンか・・・。
半球状のスパンコールや白・シルバーのビーズが程よい密集感で刺繍されているようです。
微妙なスペースの抜け感も軽く見えるコツかもしれません。
これはクロシェとビーズ針で作る感じですね。

刺繍のドレス花モチーフの刺繍

黒〜白のグラデーションが美しいドレス。
大きな手芸屋さんに行くと、花びらの形に切ってある布パーツが売っています。
それを使えばこんな感じの刺繍も見よう見まねでできそうです。
サイズ違いを何枚か重ねて、中心を針を使ってビーズと一緒に止めてあげるだけです。

刺繍のドレス花モチーフの刺繍

これもモチーフ状の花形レースを後付けしているように見えますが、もしかしたら刺繍してあるお花かもしれません。
外周が太く見えるので、細いブレードなどで囲ってあるような・・・?内側はスパンコールがあるように見えます。
このドレスをよーく見ると、立体的なお花の影の部分も同じように花の形でスパンコールの刺繍が入っています。
たぶんそれがなかったら花を取って付けた的な感じに見えるでしょう。影の部分のこだわりも大事です。

刺繍のウェディングドレスレース風の刺繍

いつもコレクションを締めくくるのはウェディングドレス。こんなの着れたら素敵だな〜と思います。
レース風の図案で、クロシェでラインをビーズ付けして、その上に別布やレースで立体盛りつけしている感じです。
控えめなボリューム感が清楚な感じでかわいいです。
真っ白でまとめないで、ベースがベージュっていうのも刺繍が上品に引き立っています。

パリコレなどの写真はstyle.comとかelle onlineなどのサイトで簡単に見れるので、
アイディア探しに悩んでいるときは参考にしてみて下さい。

一流デザイナーの渾身の作品をネットで見れるなんて素晴らしい時代です!


アイディアいっぱいの生徒さんの作品

誰かが作った作品を見る、というのはいつでも刺激的なもの。

自分では思いもつかないようなアイディアがたくさん発見できます。

私たちは教室をやっているおかげで、生徒さんの様々な作品を見る機会に恵まれています。

先日見せて頂いたのは、課題作品を活かしたポーチとカルトナージュ仕立ての手鏡 ↓↓↓↓↓↓

オートクチュール刺繍の鏡とポーチ

オートクチュール刺繍のボーチ

オートクチュール刺繍の鏡

オートクチュール刺繍の鏡


ポーチはサテン地のキルティングと刺繍の相性がぴったり!

この仕立て方は思いもつきませんでした。勉強になります。

鏡はご自分で台紙をカットして仕立ててあり、サイドや表面にもこだわりの装飾で、

見せびらかしたくなる位に素敵でした。

この2つは、静岡から母娘でお出でになる生徒さんの作品です。

まるでセット商品のようですよね。DNAを感じます。

もうひとつ、お母さまが道具袋で使っているポーチがものすごーーーくかわいかったので写真を撮らせてもらいました。 ↓↓↓↓↓↓

パッチワークのポーチ

本当に欲しいくらいにかわいいです。売ってたら確実に迷わず買ってしまうくらいに。

色と柄と素材とサイズの全てが最高に好みです。私もこういうのを刺繍で作ってみたい!

毎度ながらみなさんの作品を見ていると、創作意欲が刺激されてわくわくしてきます。

アイディアの宝庫ですね!


サイズもいろいろ、クロシェのかぎ針の比較

オートクチュール刺繍用のクロシェ(かぎ針)には、70~120番までサイズがあります。

針のサイズは 70<80<90 …と数字が大きくなる程に太くなっていきます。

クロシェ・ド・リュネビル針の比較

その中でも一番よく使うのは、80番。

ビーズやスパンコールを付けたり、糸だけでステッチしたりと、特殊なことをしなければこのサイズ1本で事足ります。

では他のサイズはどんな時に使うか?というと、、、

★70番・・・一番細いサイズ。おもに皮に刺繍する時に針穴を目立たせないように使います。
個人的には、3mmスパンコールまたは極小サイズのビーズを刺繍する時(針の太さ分小さくステッチするのが簡単なので)や、
アリワークのように表からスパンコールなどを刺す時、
とても細い糸でシャープにチェーンステッチしたいときに使ってます。

★90番・・・50~30番手くらいの糸でステッチする時や、
80番だと糸が針にひっかかって作業がはかどらない時(とくに無撚糸や2本取りでのステッチなど)は、
潔く太い針で刺繍した方が楽です。

★100~120番・・・20番手(釦付け糸位)以上の太い糸でステッチする場合
個人的には120番が好きです。レース編みの太い糸でもいけます。

参考例として、70~90番を使って糸だけでステッチしてみました。 ↓↓↓↓↓↓↓

リュネビル刺繍のチェーンステッチ

1、70番を使って
スパンコールのようなスワロフスキーのパーツを表から刺しています。
パーツのサイズによっては80番でもできますが、穴が小さいものだと割れたりします。

2、70番とフィラガン
チェーンステッチの輪っかの巾が気持ち細くなります。針穴も80番と比べると小さいです。

リュネビル刺繍の針の穴の比較

3、80番とフィラガン
いちばん基本的な組み合わせです。

4、80番と刺繍糸(6本撚りの中の1本だけで)
フィラガンとちがって毛羽立ちがあるので、引っかかってやりづらい場合は90番を使ってみましょう。

5、90番で刺繍糸1本と金糸1本の2本取り
90番でもちょっと窮屈な感じは否めませんが、できます。

6、90番でフィラガン1本と金糸1本の2本取り
5よりも糸が細いのでやりやすいです。フィラガンを2色混ぜて2本取りにしてもおもしろいと思います。

7、90番と50番手の綿糸
80番でもいいですが、ちょっと太めの糸は90番でふんわりとステッチした方がボリュームも出てかわいくなります。

8、90番とポリエステル手縫い糸(40番手くらい)
これも80番でもいいですが、この手の合繊で撚りの甘い糸は針に引っかかりやすいので、90番の方がはかどると思います。

9、80番とシルクの釜糸(日本刺繍の糸)
この糸は撚りの掛かっていない細い繊維が何本も合わさっているので、扱いに慣れないとかなり針に引っかかって繊維があちこちから飛び出してきます。
細めの糸だったら80番で、上手くできないときは90番で。

10、90番と無撚糸
この糸は釣り具屋さんで買った太めの無撚糸。明らかに9の釜糸よりも太いので、潔く90番を使います。

と、こんな感じでサイズも糸の種類もさまざまあります。
また、作る人の手によっても力加減などの違いがありますので、一番やりやすいサイズの針を選んでみて下さい。
上に挙げた例は決まり事ではなくて、私個人の好みですので。

★番外編・・・90番のクロシェは「point de beauvais ポワンドボヴェ」という種類の刺繍にも用いられます。
今回のブログのために色々調べてたらおもしろいサイトを見つけたのでご参考までに。
(ただし全部フランス語です!)
ポワンドボヴェについて詳しいフランス語のブログ


ビーズステッチのワークショップ

針と糸でビーズを編む「ビーズステッチ」。

たくさんの小さなビーズを使うところや、繊細で立体感があって、ハンドメイドらしからぬ完成度、、、

なんとなくオートクチュール刺繍と同じ香りがするなー、

テクニックを刺繍に活かせないかしら?

と、以前より興味がありました。

偶然にも生徒さんのなかにビーズステッチの先生がいらっしゃいまして、

毎回自作のアクセサリーを身につけているのが素敵だなーと思っていました。

ちょうど明日より、その先生も参加される催事が大宮の髙島屋で開催されます。
(2月11日〜17日まで 髙島屋大宮店

ビーズステッチのワークショップもあるので、私も16日に遊びに行こうと予定してます。

上の写真のような、カボションをビーズで囲む作品作りだそうです。

ビーズで何かを半分包むようなテクニックはオートクチュール刺繍にはないので、
(おそらく繊細に仕立てるのは無理でしょう。)

これは絶対に今後の作品作りに活かせるな!といまからワクワクしてます。

最近、他の分野のテクニックも学んで行きたいなと思い立ち、

春からはパラグアイのレース編み(ニャンドゥティ)の講座を受講する事にしました。

いつもは先生役ですが、今年は生徒役になる機会も多くなりそうです!


刺繍図案の下書きのやり方

みなさんはどうやって図案を生地に下書きしていますか?

チャコペンや鉛筆、図案ごと刺繍してあとで紙をむしり取るやり方など、いろんなやり方があると思います。

私の場合、使うのはチャコペーパー。

生地によって写りづらい時もありますが、オーガンジーならこれが一番!

どんなふうにしているかというと・・・、

1、準備するのは図案、生地、チャコペーパー、ボールペン等、重り、そしてカッターボード。

2、まずカッターボードにチャコペーパーを配置 ↓↓↓↓↓

刺繍図案の下絵のやり方

3、その上に生地と図案を置いて、四隅はしっかりと重りで固定します。 ↓↓↓↓↓
(大きな図案の時は大きな文鎮がベスト!)

刺繍図案の下絵のやり方

ポイント:生地は先に地の目を通しておきます。
     カッターボードの端を目安に、生地と図案の縦横を揃えると下絵が斜めになったりしません。

刺繍図案の下絵のやり方

4、ボールペン(インクのなくなったやつを使うとエコです)で、強めの筆圧で図案をなぞると・・・ ↓↓↓↓↓

刺繍図案の下絵の仕方

白地に白のチャコペーパーでもしっかり下絵ができます!

この方法の一番の利点は定規を使って直線を引ける事。
織り目で線がよれたりもしないので、直線を多用するデザインに便利です。

チャコペーパーの説明書では、薄地の時は生地の上に重ねてなぞる、、、と書いてありますが、
生地の下に置いた方が濃く写し取れる気がします。
それに図案を反転させる必要なく、生地の裏に下絵がのるので一手間削れます。

下書きの方法は様々、デザインや生地に合った方法でお試し下さい〜。


今年最後のレッスン!

こんにちは!ご無沙汰しております。みなさまお元気ですか?

おととい土曜日は朝日カルチャーセンターでの1日講座でした。
お越し頂いたお客様、どうもありがとうございました!楽しんで頂けましたでしょうか?

今回はめでたく全員ご出席頂けて、またまた満員のレッスンとなりました☆

朝日カルチャーさんの講座は、いつもお近くにお住まいの方が多くいらしてくれて、
ご近所さんもチラホラ。もしかしたらどこかですれ違っていた事もあるかもですね!
ということは私生活でも気が抜けません!(笑)

偶然な事に、私たちがヴォーグ学園さんでやっている講座の日時に、別の講座を受講していらっしゃるお客様もいらっしゃいました!
次回はぜひぜひ覗きに来て頂ければと思います。

新年最初のカルチャースクールでのレッスンは、1月28日の東武カルチュアさんでの1dayレッスンです.
http://www.tobu-culture.co.jp/oneday/index201202.html

さて、これからは別注のお仕事で大忙しです。まさに師走!頑張ります。

朝日カルチャーセンターでのオートクチュール刺繍講座

朝日カルチャーセンターでのオートクチュール刺繍講座


刺繍材料を探せる意外な?!お店・・・それは

ずばり釣具屋です。

フライフィッシングでは毛鉤(けばり)という、動物の羽根やカラフルな糸を使って作られた疑似餌を使います。

デザイナーの友人や刺繍をお手伝いしているクライアントさんに、

「釣具屋すごい使えるよ!」と聞いて、先日早速物色してきました。

カラフル材料好きな私にはまさに楽園!!

色とりどりで種類も豊富な羽根や、フロススレッドという糸に撚りのかかっていない糸(無撚糸とも言います)、

めずらしいシュニーユ(モール糸)やファーテープなどなど、

普通の手芸店では見られない刺繍材料がたくさんです!

さっそく手に入れた材料で試作をしてみました!

刺繍の試作

釣り具やで買った糸

刺繍の青い部分は、下の写真の左に写っている600デニールのレーヨンの無撚糸。
#80のクロシェでポワンティレをしました。クロシェから糸が外れると繊維がかなりばらけて針に絡まるのでちょっと難易度高め。でも#90のクロシェでやれば上手く行きそうです。

黄緑の部分は、長細いボビンに巻かれているシルクの無撚糸。
この糸は日本刺繍の糸と同じですね。日本刺繍用だったら取り扱ってる手芸店もあるので探しやすい材料だと思います。
#80のクロシェでポワンティレ、問題なしです。繊維がばらけにくく、生地通りがとても良いです。

薄い水色のチェーンステッチの部分は、極細のテグスのような糸を2本取りで使いました。(材料写真の右下)
肉眼で見るとテグス特有の透明感が残された、他の糸では難しい表現が可能です。このテグスは今回買った材料の中で一番のヒット!少し扱いづらいですが、この見た目が得られるのであれば大した困難ではありません。

下側の黒っぽい部分は、ラッピング用のリボンでよくあるようなメタル風の細いテープです。(材料写真の右のタマムシ色のテープ)
扱いに迷いましたが、太めの針で普通にステッチしてみました。テープがソリッドなので生地が破れるかもしれません。今の段階では破れはないですが、服などに仕立てて動きが加わったら擦れて危険度が増しそうです。
糸処理はてきとうに玉止めしました。今後使う場合は糸端の処理に一手間加える必要があります。
テープがくるくるクルクルするので、イライラしている時は扱えない材料ですね。

写真から見切れている蛍光黄緑色のチェーンステッチの部分は、歯磨きに使う歯間フロスのような、少し弾力を感じる細い無撚糸。(材料写真中央)
この糸は繊維がばらけません。見た目としては、この糸を使う必要はないと思います。ただ、普通の糸にはないカラーがあったので、グッと来た色があれば使うかなという感じです。扱い方は特に難しくありません。

あとは、シルバーラメのシュニーユ↓↓↓↓↓

シュニーユ

ラメというか細いフィルムが刺繍するたびにぽろぽろ落ちてくるので、やり直しなしの一発勝負で使うしかないです。フレンチノット、ポワンティージュ(英語だったらツイストステッチ?)、問題なくできました。
ポイント使いには便利そうなシュニーユです。
ちなみに一緒に写っているピンク方は、透明オーロラのフィルムが折り込まれています。めずらしいですね〜。

衝動的に買ってしまったのはこちらの羽根たち。色味が素敵です☆

色とりどりの羽根

お店には鳥の頭がくっついたままの大きな羽根つき胴体(?)もありました。
舞台衣装やパーティー用の作品にはかなり使えると思います。今度私も試してみたいです。

普通の手芸材料に飽きてしまったら、ぜひ釣り具屋さんへ!
(ちなみに私が行ったお店は、渋谷にあるSANSUIさんです。)