ビーズ刺繍アクセサリーの仕立て方

ビーズ刺繍アクセサリーのレシピの続き、「仕立て」編です♪

スパンコールやパールを使って刺繍をしたものを仕立てていきます。

オートクチュール刺繍ではスタンダードな「両面接着芯」を使う方法です。

初めての方は戸惑うこともあるかもですが、まずは火傷に気をつけて、次にスパンコールを溶かさないように注意すれば大丈夫です。
お試しをしてみてから、本番に進むことをお勧めいたします 🙂


刺繍の仕立ての方法

仕立て用の材料と道具

両面接着芯、アイロン、皮、接着剤

仕立ての手順

ビーズ刺繍のレシピ

1、刺繍の裏に両面接着芯をアイロンで貼ります
*スパンコールが溶けないように、アイロンの温度や当て方に注意してください!

ビーズ刺繍のレシピ

2、刺繍の周りを5-7mmくらい大きく切り、周囲に切り込みを入れます

ビーズ刺繍のレシピ

3、布を内側に折り込み、アイロンで軽く抑えます

ビーズ刺繍のレシピ

4、刺繍の裏面と同じ大きさに切った皮を用意します

ビーズ刺繍のレシピ

5、皮にピアス金具やブローチピンを取り付けます

ビーズ刺繍のレシピ

6、刺繍と皮を合わせて、周りをまつり縫いします

刺繍アクセサリーの裏

7、出来上がり!

スパンコールの刺繍アクセアリー


刺繍をするとき、オーガンジーではなく、フェルトを使うと仕立てはもっと簡単になります。
都合に合わせて刺繍生地をチョイスしましょう。

なぜ最初からフェルトを選ばなかったのか、、、というと、今回のはできるだけ薄く仕上げたかったので、フェルトよりも薄いオーガンジーを選びました。

両面接着芯のかわりに、布用両面テープを使っても同じ結果になりますが、接着芯の方がより薄く仕上がります。
お手軽なのは断然、両面テープの方ですね。

どんな仕上がりがいいか、どういう装着感を求めているか、コンセプトに合わせて仕立ての方法も考えましょう!

デザインや仕立て方を変えて、お気に入りの刺繍アクセサリーを作ってみてください☆



コサージュの作り方 ワイヤー入り

リュネビル刺繍で作る、立体的なコサージュ

花びらの周りにワイヤーを仕込んだコサージュの作り方の紹介です。
一枚一枚の花びらを刺繍し、束ね合わせて、立体にしています。

花びらを作るところまではリュネビル刺繍のテクニック。
そこから先の仕立ては、布花とか、アートフラワーとか、花飾りなどと呼ばれるコサージュ作りのテクニックを参考にしました。
実際に作ってみて、改善の余地がある部分もありますが、仕立てる筋書きは概ね実用的で完成度も高いと思いました。

刺繍コサージュの作り方

刺繍コサージュの材料

– 生地(オーガンジー)
– ビーズやスパンコールなど刺繍材料
– 刺繍糸
– 造花用の地巻きワイヤー(白い紙が巻かれたワイヤー) … 24号という太いものを使ったところ、硬くなりすぎたので、それよりも細いものの方がいいと思います
– 両面接着芯
– フローラルテープ…改善の余地あり材料、詳しくは記事にて、、、
– ブローチピン(造花ピン)

刺繍の道具

– クロシェやビーズ針など、刺繍テクニックに合わせて…写真のコサージュはリュネビル刺繍テクニックで作りました
– 刺繍枠
– ハサミなど
– チャコピーなど下書き用品

刺繍の仕方

1, 生地に下書きをし、刺繍枠に張ったら、花びらの周りに沿ってワイヤーを縫い付けます。
ワイヤーは長めに残しておきます。

刺繍コサージュの作り方

リュネビル刺繍でつける方法は、ポワンリッシュと言って細いジグザグステッチをするやり方です。

他のコサージュ作り紹介の時に、このジグザグステッチのやり方動画を作ったのでご参考ください↓↓↓↓↓

刺繍コサージュの作り方

2, ワイヤーが縫えたら、中をスパンコールとビーズで刺繍します。
花びらの繊維の列ようにスパンコールをつけ、あえて縫い残しておいて部分にビーズを散らすようにランダムに敷き詰めます。

刺繍が全部終わったら、裏面に両面接着芯をアイロン(中温・スチームなし)で貼ります。

刺繍コサージュの作り方

3, 刺繍の周りを6mmくらい大きめに切って、5mm間隔くらいで切り込みを入れて、周りを裏面に折り、アイロンで折りシロをおさえます。

刺繍コサージュの作り方

刺繍コサージュの作り方

コサージュの仕立て

4, 花芯にする大粒パールにワイヤーを通して、根元を少しねじっておきます
(ワイヤーはありあわせのアクセサリー用のものを使いました。パールの穴の大きさに合ったものを見繕ってください)

刺繍コサージュの作り方

5, 花芯と花びら一枚を合わせ、フローラルテープを巻きつけて束ねます。

フローラルテープとは

片面に粘着性のある紙テープです。
少し引っ張りながら巻きつけると接着します。
グリーンや茶色などの茎っぽい色と白があります。

◎ 使うメリット・・・花材屋さんに売っているの手に入れやすい、ボンドなどでつけなくていいので扱いが楽、完全接着ではないので巻き直しができる

○ 改善の余地ありな点・・・粘着性のせいでベタつく、完成後にも細いホコリやゴミなどが付着してしまいそう、なんとなくチープな見た目

パーツを束ねて巻きつける時は、ぐるぐるたくさん巻きつけなくても大丈夫です。1-2周で安定します。
テープを少し引っ張るようにしながら、パーツとフローラルテープを一緒にこよりのように撚って密着させます。
この手順は布花や花飾りのレシピ書籍にきっともっと上手に説明があると思うので、探してみてください。

刺繍コサージュの作り方

花びら一枚ずつ、少しずつフローラルテープで巻きながら3枚目がついたところの写真
ワイヤーがだんだん太くなってくるので、花びらが固定されたら、片方のワイヤーを短くカットしておきます。

刺繍コサージュの作り方

上側の花びら3枚と、それと段違いに重なるように下側4枚がついたところの写真
茎の長さに迷い、いったんフローラルテープを切りました。

刺繍コサージュの作り方

5, 茎が花びらから見えない長さにワイヤーを切った後、端までフローラルテープで巻きつけてワイヤーを見えなくします。
ブローチピンと茎をフローラルテープで巻いて固定します。

刺繍コサージュの作り方

でき上がり

刺繍コサージュの作り方


花びらの裏面が刺繍丸見えでお恥ずかしいので、売り物にするなら必ず別布を張って隠した方が良いです。
自分用だったら、、、これでいっかな〜ルンルン♪って感じで、でき上がりにテンションも上がります。

改善の余地ありのフローラルテープ。
以前に一度きりですが、アトリエ染花さんという老舗花飾りアトリエさんのカルチャーレッスンでコサージュ作りを習いました。
その時は、細く帯状に切った薄手の染色生地をボンドで巻きつけて作りました。
その布は糊付けがしっかりと効いていて、ほつれることもなく、安心して使えたのを覚えています。
自分で染色や糊付けをするのはかなりハードルが高いので、上からマニキュアで塗ってしまうか、、、とか、ボンドでリボンを巻きつけた方がいいか、、、などと解決策を考え中です。
また何か作ってみようと思います。


仕立てパーツのワイヤーやフローラルテープは「花資材 ワイヤー」などと検索するといろいろ見つかります。
刺繍パーツの材料や両面接着芯は小さな手芸屋さんのお店でお取り扱い中です。

コサージュの刺繍材料一覧ページ

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刺繍のマイバック 簡単リメイク ♪♪

刺繍よりも悩む「仕立て」。
せっかく刺繍したのだから、壁に飾るよりは身につけて楽しみたいものです。

袋物やアクセサリーをイチから作るのはそれなりの時間がかかります。
縫製が苦手だったり、ミシンのない方は億劫になってしまうかもしれません。

では、さくっと仕立てる方法はないでしょうか??

なにも全部自分で作らなくても、身近なアイテムを利用して、リメイクするのも「アリ」ではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、無印良品のオーガニックコットンマイバック(https://www.muji.net/store/cmdty/detail/4550002311209?searchno=2&sectionCode=S1000510)と刺繍を使った、マイバックのリメイク方法です。


リメイク材料と道具


リメイクのやり方

1、バックの上に刺繍した布を重ね、位置を決めます

☆バックにはあらかじめアイロンをかけてシワを伸ばしておきます

バックの刺繍リメイク方法

2、マチ針で布とバックを仮止めします

☆袋の中に下敷きを入れておくと、布が止めやすくなります
☆ずれないようにたくさん止めておきましょう

刺繍リメイク

3、刺繍のまわりを、布とバックを一緒に縫います

今回はスパンコールを刺繍しながら縫い付けました
なみ縫いと同じ要領です
   A、針を出したあとにスパンコールを裏面から通し
   B、半径分先を刺します
   C、少し進んだところに針を出し、A-Cをくり返します

スパンコールの刺繍やり方

スパンコールの刺繍

裏側はこうなります

刺繍の裏側

4、縫ったまわりを、少し大きめに切ります

刺繍の仕立て

5、ほつれが気になる場合は、布の切断面にほつれ止め(瞬間接着剤やマニキュアなどでもok)を軽く塗っておきましょう

*くれぐれもドバッとつかないように、とても慎重に作業します

刺繍の端の処理

ほつれ止めを使いたくない場合は、ボタンホールステッチなどをしてかがります

完成です!

刺繍の無印エコバック


刺繍した布をバックにアップリケし、リメイクする方法でした。

縫う回数を少なく、すっきりかんたんに、、、と考え、作ってみました。

アップリケの手法は、まだまだ研究して洗練できる余地がありそうです。

洋服も同じく、アップリケで刺繍リメイクすることができます。
そのときは洗濯することを考慮し、端の処理をもっとしっかりとやった方が無難ですね。

楽して仕立てられるリメイク技、ソーイングが苦手な方でも得意な方でも、気軽にトライしていただきたいテクニックです。

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刺繍の仕立て くるみボタン風の方法

お花の形のスパンコールとビーズを使った簡単&かわいいビーズ刺繍のアクセサリー、仕立て編です。
仕立てる時に中に詰め物をしてくるみボタンのようにしています。包み金具を使っていない分軽く、好きなサイズにでき、柔らかな装着感です。
この仕上げ方法は他の刺繍作品にも応用できるはず。簡単に完成度の高いものができるようになります。

刺繍の仕立て方

刺繍編の工程16からの続きです
刺繍をする部分のblogはこちら▽▽▽
スパンコールの刺繍のレシピ ~ 幻想的な色合いのプラントンの花 ~


17
裏の仕立て

フェルトを出来上がりの大きさより一回りずつ小さい円に切ります

大きさに合わせて数枚用意します

18
金具のつけ方

一番小さなフェルトを刺繍の裏に縫いつけます

表から目立たないよう少しずつ、2-3回縫ってください

19
金具のつけ方

二番目に小さなフェルトを18に重ね、同様に縫いつけます

20
金具のつけ方

小さなフェルトから順に縫いとめ、最後に一番大きなフェルトを縫いとめます

21
金具のつけ方

刺繍の周りをぐるりと一周なみ縫いします

☆出来上がりの端から、「刺繍の出来上がりの円の半径マイナス4mm」外側を縫ってください

★縫い始めの糸端は玉結びをしておき、縫い終わりの糸端は結ばず、切らずに、工程24までそのまま出しっぱなしにしておいてください

22
金具のつけ方

21の4mm外側をハサミで切り取ります

23
金具のつけ方

切り取りました

まだ糸は出しっぱなしです

24
金具のつけ方

出しっぱなしにしていた糸を引き締め、裏面にギャザーを寄せます
綺麗なドーム状になるよう調整しながら引き締めてください

いい形になったら玉結びして糸を切ってください

25
金具のつけ方

中のフェルトが土台になってふっくらとしています

26
金具のつけ方

裏面の余白に合うサイズの透かしパーツを用意します

27
金具のつけ方

透かしパーツの端をまつって縫いとめます

28
金具のつけ方

ブローチピンやピアス金具など、お好みのアクセサリーパーツを接着剤でつけます

29
ビーズ刺繍のやり方29
珊瑚のような可愛らしいアクセサリーができました


作り始める前に仕立てに使う金具や透かしパーツを決めておけばスムーズに作ることができます。
透かしパーツにちょうどいいものがなければ、皮やフェルトで代用しましょう。

思わず量産したくなるかわいい刺繍アクセサリー☆
スパンコールやビーズの色を変えてお好きな組み合わせで楽しんでみてください♪


お花のスパンコールやビーズは【小さな手芸屋さん】で販売中です♪

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刺繍ブレスレットの作り方
仕立て編

オートクチュール刺繍のテクニックでおしゃれなブレスレット作り☆の仕立て編です。
刺繍するよりも仕立てる方が難しかったりノウハウがいる、作品の価値を決定づける大事な工程です。
今回は金属のバングルを使って、しっかりとした作りの仕立て方法をご紹介いたします。

ブレスレットの仕立てのしかた

刺繍をする部分のblogはこちら▽▽▽
刺繍ブレスレットの作り方 刺繍編

刺繍パーツの仕立て

1, 刺繍したパーツの裏に「両面接着芯」を貼ります

「両面接着芯」とは、、、

熱で接着する布地用のシート状の糊です。接着したい布の裏面にこの両面接着芯をあて、アイロンを使って接着します。アイロンの温度は中温でスチーム無しです。

刺繍ブレスレットの作り方

*刺繍の表面に貼らないように!

刺繍ブレスレットの作り方

出来上がりのサイズよりも大きく貼ります

刺繍ブレスレットの作り方

2, 刺繍の周りを、出来上がりよりも7mmくらい大きめにカットします

刺繍ブレスレットの作り方

3, 両面接着芯の剥離紙を剥がします

刺繍ブレスレットの作り方

4, 裁ち白を裏面側に折り込み、アイロンで接着します

刺繍ブレスレットの作り方

5, 端は少しだけボンドを使って裏に折り込みます

刺繍ブレスレットの作り方

とりあえず刺繍のパーツは下準備完了です


仕立てに必要な材料

刺繍ブレスレットの作り方

今回使用したのは、

・金属製バングル 刺繍の幅よりも狭いもの
 *刺繍パーツはバングルの全長より少し長めに設計してください

・リボン 刺繍パーツの幅と同じくらいのもの


バングル仕立ての方法

1, バングルの両面に「布用両面テープ」を貼ります

刺繍ブレスレットの作り方

2, 内側にリボンをつけます

刺繍ブレスレットの作り方

端は外側に折り込みます

刺繍ブレスレットの作り方

3, 刺繍パーツを外側につけます

刺繍ブレスレットの作り方

4, 刺繍とリボンの端を透明の糸でまつります

刺繍ブレスレットの作り方

5, 完成〜!!

リュネビル刺繍バングル

刺繍デザインを詰める前に、まずは仕立てに使う材料を決めておかないとスムーズに制作ができません。
作りたいイメージ合った仕立て用パーツを探して、それに見合うように刺繍のサイズ、デザイン、縫い代を決定します。
行き当たりばったりではなかなかうまくいかないものです。
初めの段階からきちんと最終形を見据えて構想をすれば、何倍もよく見える作品を生み出すことができます。

とはいえ、一度作ってみないと直面できない問題が潜んでいるのが仕立ての工程。
何よりもまず経験をするのが一番の勉強です。


使った刺繍の材料

小さな手芸屋さんのお店で販売中です!

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型紙が大事、がま口の作り方

小さくて首から下げられるようながま口が欲しくてスパンコールをびっしり刺繍して作ってみました。

がま口の金具を買うと袋部分の型紙がついてきます。便利ですね。
でもその型紙がオシャレな形かというと、、、うーん、、、というものもあります。
今回ついてきた型紙はまさに、、、だったので、自分で改造をして使いました。

仮縫いと型紙の改造

がま口のパターン

まずは付属の型紙を使って、どんな形になるのか確認をしましょう。余り布を使って、実際に仕立ててみます。
刺繍する予定の布や、刺繍し終わったあとと同じような張り感・厚みを持つ布を使うとベストです。
仮縫いしてみて、気に入る形だったらそのままその型紙を使います。
もしダメだったら、幅や長さを変えたり底にマチを入れたりして改造してみます。気に入るまで何度でもやりなおしましょう。

思い通りの型紙ができたら刺繍のデザインを当てはめて、最後にもう一度仮縫いをします。

刺繍モチーフの位置の確認

刺繍のデザインは、平面上ではいいように見えても、立体になるとバランスが変わることもあります。
仮縫いを見ながら、モチーフの位置をずらしたり微調整して、かっこよく配置しなおします。

がま口のパターン

刺繍、仕立てをして完成!

オートクチュール刺繍のがま口バック

刺繍が完成した後は形の微調整をすることが難しいです。
最後に後悔しないように、刺繍する前に念入りに確認をした方が作品の完成度も高まります。
がま口だけではなく、ファスナーポーチでも、ブローチなどでも、完成前に出来上がりを立体化させるのがおすすめです。

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