フレンチヴィンテージビーズいろいろ☆

フランス製のヴィンテージシードビーズがたくさん集まりました〜。
フレンチシードビーズならではの、日光のような温かみのある輝きに包まれて思わずうふふ。

今回は優しい風合いの半透明系の色をメインに、丸小よりもひとまわり小さくて、扱いやすい小粒サイズたちをたくさんバリエーションしてみました。
ビーズ刺繍にはもちろんだけど、リボン刺繍やレースに使ったらなおさらかわいいなーと思います。

ビーズの産地といえばチェコや日本が世界でも有名ですが、フランスでもシードビーズは作られていました。
その唯一のメーカーは10年ほど前になくなってしまったので、今あるのは昔に作られたものだけ。
高い職人技が世界から消えていってしまうのは残念なことです。
日本のメーカーさんも無くならないように私たちが支えていかないとですね!

このフランス製ヴィンテージビーズたちは、来る5月19~21日のビーズアートショーに持って行きます!
小さな手芸屋さんの通販サイトでの販売は今のところ未定です。

あと、個人的に集めているものや今後販売予定のチェコシャーロットビーズもちょろっと持って行きますよ〜。
ぜひお楽しみに!!

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超・超・超!ミクロなビーズ

ものすごーくミクロなビーズが手に入りました。
届いた時、「これって砂??」と思ったほど。
手持ちの一番小さい15/0シャーロットビーズと比べてみてもその小ささにオドロキです。

シードビーズサイズ比較

黒だからたくさん活躍しそう〜との喜びもつかの間、極細のビーズ針でも通るかどうかの穴のサイズ、、、といういわく付きのビーズになってしまいました。。。
ざ・ん・ね・ん!!!

あきらめずに何本ものビーズ針で試したところ、なんと、15号という一番細いビーズ針で入る針を発見!
同じメーカー・サイズの針でもそれぞれに個体差があり、入らないものは全くダメ(泣)
どうやら針の糸通し穴付近の直径にばらつきがあるようです。
10本のビーズ針の中から1本見つかるかどうか、当たりはかなりの低確率。
入った針は絶対に無くさないようにしようと心に決めました。

そんな訳ありのミクロビーズですが、ちょっと見てみたいなーという方もいらっしゃると思うので、来月のビーズアートショーに持って行く予定です。
一応ビーズ針も持って行きますが、当たりの針があるかどうかはわかりません。
こんなに小さなビーズがあるんだ〜くらいに見ていってください☆

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ビーズアートショー出店のお知らせ

5月19日から21日は横浜で開催される「ビーズアートショー」に出店します。
今年で3回目(だったかな?)の参加です。
様々なビーズ手芸のお店や作家さんが勢揃いな、日本で一番大きなビーズの祭典!

小さな手芸屋さんはいつもビーズやスパンコールなどの刺繍材料の販売とオートクチュール刺繍の作品展示をしています。
お隣には刺繍枠の「Apollon」さんもご参加。
2つ合わせてビーズ刺繍ワールド全開のブースになること間違いなし??な年に一度の機会です☆

毎回特別に材料を用意しており、いつも以上の品揃えで皆様をお迎えできる予定です!
今日はその中から新色のソレイユスパンコールをご紹介〜

フランス製ソレイユスパンコール

フランス語で”太陽”を意味するソレイユ soleil、後光のような放射状の凹凸が特徴の高級スパンコールです。
一番使いやすい直径4mmの淡いゴールドとクリスタル、ブルーブラック、ブラックの4色を特別にご用意してます。
どの色もいいね!ですが、個人的にクリスタルが気に入ってます。

さて、膨大な種類なビーズとスパンコールたちの準備が終わるのか、、、なんとかがんばりまーす!


ビーズアートショー横浜の詳細はこちら
日時:2016年5月19日(木)から21日(土)
   10:00から18:00(最終日は17:00まで)
場所:横浜大さん橋ホール 入場無料です

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オートクチュールの展覧会

パリのオートクチュールの発祥から現在に至るまでの近代モード史の展覧会「Paris オートクチュール 世界に一つだけの服」に足を運んできました。

オートクチュールの骨組みを作ったシャルル・フレデリック・ウォルト、
婦人服に大きな変革をもたらしたポール・ポワレ、
バイアスカットを発明したマドレーヌ・ヴィオネ、
ディオールから帝王サンローラン、シャネルらのアイコン的な作品が一堂に会する滅多にない展示内容。

今となってはファッション史でしか見られない歴史的なスタイルを、手が届くほど近くにじっくりと鑑賞でき、これらを実際に来ていた時代・人たちがいたのか、、、とその存在感をとても身近に感じました。
特にポール・ポワレの直筆デッサンは、彼の描いている様子や仕事場の雰囲気まで勝手に妄想してしまうような生々しさがあり感銘を受けました。
彼はコルセットから女性のウエストを解放し、女性のライフスタイルを変革した20世紀で最も偉大なデザイナーの一人でもあります。

刺繍ものの作品ももちろん勉強になりましたが、この展覧会の見所はその歴史にあると思いました。
ファッションとは、色とか形とかそんな上っ面な部分だけではなくて、理想の女性はこうあってほしい、こうあるべきみたいなデザイナーの夢や欲望がベースとなっています。
それが社会背景と絡んで女性のライフスタイルや社会的地位をも変えるような波をいくつも興してきたのです。
普段は全く意識しないことですが、私たちはそうして進化してきた「洋服」を身につけて生活しています。
その進化の歴史を知ることで、これからの自分のファッションや物作りのスタイルはこうでありたいな、みたいな哲学を再認識できる機会になると思いました。

オートクチュールの展覧会のドレス

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リュネビルの1dayレッスン【追加スケジュール】

大好評いただいております、クロシェ・ド・リュネビルの1dayレッスン。
新しい開講日が決まりました。お申し込み受付中です!


日程:2016年5月29日(日)終了いたしました
   2016年6月11日(土)終了いたしました 
*3/16現在、両日とも満席です。
どうもありがとうございました。
   
時間:10:30〜17:00(12:30〜13:30はランチ休憩)
*終了時間が延びる場合もございます。お時間には余裕を持ってお越しください。

場所:株式会社アポロン様のオフィス
   〒112-0001東京都文京区白山4-22-14
   最寄駅は「白山」(都営三田線)、下車徒歩7分ほど

定員:各4名様

お申し込み方法:
アポロン様のホームページより、メールにて受け付けしております。
詳しくはこちらのアポロン様のサイトをご覧ください。


初めての方、独学で頑張っている方、はたまたご経験者の方、どなたでもご参加いただけます。
またすぐ埋まってしまうかもしれませんので、お早めにお申し込みください〜!
お待ちしております☆

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オートクチュール刺繍の1day体験レッスン!

スペシャル企画!オートクチュール刺繍の1日体験レッスンを開催します。


日程:2016年2月11日(木・祝日)終了いたしました
   2016年3月12日(土) 終了いたしました
   2016年4月16日(土)終了いたしました

時間:10:30〜16:00(12:30〜13:30はランチ休憩)

場所:株式会社アポロン様のオフィス
   〒112-0001東京都文京区白山4-22-14
   最寄駅は「白山」(都営三田線)、下車徒歩7分ほど

定員:各6名様

お申し込み方法:
アポロン様のホームページより、メールにて受け付けしております。
詳しくはこちらのアポロン様のサイトをご覧ください。


レッスンの内容は写真のブローチを作ります!
クロシェ・ド・リュネビルの基本からビーズ付け、フランス刺繍、リボン刺繍、ビーズ刺繍のテクニックも盛り込んだフルコースメニュー☆
オートクチュール刺繍の魅力がぎっしりな1日体験レッスンです。

もちろん初心者の方大歓迎!必要な道具類は全て貸し出しいたしますので手ぶらでお越しください。

アポロンさんは全く新しいタイプの刺繍枠を開発していらっしゃるメーカーさんです。
今回は特別に講師として招かれてのレッスンとなります。
刺繍を楽しく勉強しながら、新しい刺繍枠もお試しいただける絶好の機会!

私にとっても久しぶりの体験レッスン。
いろいろなお客様からの厚い熱いリクエストにお応えして、ようやくの開催です!
皆さんのご参加を心待ちにしております!!

体験レッスンについてのお申し込み・お問い合わせは「アポロン様のサイト」までよろしくお願いいたします。
株式会社アポロン:http://apollon-broderie.jp/


お客様は作家さん

小さな手芸屋さんのお客様の中には作家さんやものづくりのプロの方がけっこういらっしゃいます。
そのなかのお一人、larabbiさん。
なんどもやり取りさせて頂くうちにご縁ができて、先日はlarabbiさんが出店するホビーショーに遊びに行ってきました。
実はもう2回目の訪問で、今回はどんな進化した作品になっているのかしらと期待も膨らみます。

もともとレジン作家をされていて、現在は刺繍とレジンを組み合わせたアクセサリー作りをされています。
仕立てでレジンを使ったりすることもありますが、表面のメインに取り入れているのがおもしろい組み合わせですよね。
裏面の仕上がりもレジン作家さんならではのアイディアが使われていてオリジナリティがあります。

今回はお花のスパンコールを使ったピアスが人気だったそうです。
伺ったときにはかなり在庫も少なくなっていたようで、他人事ながらよかったな〜と安堵しました。
作品を量産するのはとても大変ですから、、、
それが報われるのは本当に喜ばしいことですね。

これからの作家活動も応援しております〜☆
お疲れ様でした!


larabbiさんのブログはこちら


刺繍でコラボレーション

アーティストasako iwamizuとのコラボレーション作品。

専門学校以来の友人でもあるasako。
いつでも破天荒だった彼女も今や授賞暦のある立派なアーティストの一人で、
最近はルーブルでパフォーマンスを披露したりと大活躍!

ラブとハッピーが溢れるフェティッシュな曼荼羅を描く彼女のモチーフを刺繍で再現。
平面的なものにするのは何かちがうなと思ったので、
大ぶりなスパンコールを使ったり、立体テクをいれてボリューミーに。
カラフルな色の組み合わせが楽しくて、ノリノリで作れました!

個展会場もかわいかった〜!
またコラボの機会があるといいな☆



限定!ワークショップのお知らせ

今年の5月も恒例の「ビーズアートショー」に参加致します!

今回はブースが2倍の広さ!いつもの材料販売に加えて体験ワークショップも行ないます。

3日間限定の体験ワークッショップは、クロシェ・ド・リュネビルを使った基本のチェーンステッチなどのプチレッスンです。

イベントでのお買い物のついでに楽しんでもらえれば嬉しいです☆

また今回の材料販売の目玉はヴィンテージビーズたち!

shopには出ていないものから、アウトレット品などなど特別に放出します!

5月15日(金)から17日(日)の3日間、横浜大さん橋ホールで開催です。

ぜひ楽しみにしていて下さいね〜☆


ディオールのエスプリを堪能する展覧会

クリスチャン・ディオールといえば、知らない人はいないでしょう。

ファッション界の皇帝の1人、ニュールックで世界を革命した巨匠です。

歴史を造り上げて来た素晴らしい作品たちが今、銀座の展覧会にて生でお目にかかれます。

遠方で見られない方の為に、刺繍ものの作品の数々と展示の様子を納めて参りました!

では、ご覧下さい。

*ファッションを革命したニュールック

ディールの刺繍ドレス

第二次大戦から2年後、若きクリスチャン・ディオールが発表した初めてのコレクション、それがこの「ニュールック」と呼ばれるスタイル。
豊満なバスト、か細いウエスト、華やかに広がるヒップライン、女性の肉体のエレガンスを追求した造形。
現代からするとこんなの普通じゃんという感じかもしれませんが、
戦後まもなくの時代、そして1920-30年代に続いた身体の曲線を覆い隠してしまうようなシルエットのファッション、
そういった時代背景を考えるとこのスタイルは失われた女性の性を取り戻すかのごとく、
ファッションの歴史に革新的な1ページを刻みました。
そんなことに思いを馳せ、この歴史的な作品を目の当たりにできるのは本当に感激です。

*じつは日本が好き

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

幼い時より日本の文化伝統に興味があったという巨匠。
1800年代中盤より芸術界にはジャポニズム(日本美術の愛好)が流行しており、裕福な家庭に生まれ、芸術を愛した巨匠もそれに触れる機会が多かったせいかもしれません。
日本の美にオマージュを捧げるような作品を数多く残し、それは現在の後継者たちにも受け継がれています。

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

この着物をイメージさせるようなアンサブルはとくに魅力的でした。
スカートは透けるように薄いチュール地で、超ミクロな小花のような鮮やかなプリントが施され、布パーツを使って立体的に刺繍されています。
プリントと刺繍のカラーと分量の絶妙なバランスで美しいグラデーションを表現しています。
とても参考になるテクニックです。

*花へのノスタルジー

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

幼少期に過ごした家の庭をこよなく愛したという巨匠。
咲き乱れる花に絡み合うツタ、自然が凝縮したような懐かしい庭への望郷が作品の根底にあるのかもしれませんね。
様々に表された見事な花の装飾が目を引きます。

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

とりわけ見事なのがこのドレス。
二重仕立てになっており、上側は葉やバラの柄を淡い色合いのスパンコールで刺繍し、余白を全てカットしています。
考えただけでも恐ろしいような作業量です。
そして下側は身頃と裾に糸刺繍が施されています。
色彩感覚、刺繍のテクニック、全部すごいです。ため息ものです。

*貴重なトワル

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

「トワル」というのは服の雛形みたいなもので、シルエットやデザインの確認に使われます。
ボディに布をあてて造形していくのは珠玉の職人技。ミリ単位のこだわりが美しいラインへと変貌していきます。
造形の秘密や試行錯誤の痕跡がかいま見れるトワル、服作りをする人にとっては貴重な研究材料ですね。

クリスチャン・ディオールの歴史とエスプリを感じる事のできるこの展覧会、
これを見ると現在までの後継者がいかにそれを継承し、解釈しているかも分かりました。
非常に稀な展覧会です。
お近くで未見の方はぜひ足を運んでみてください!1月4日までですよー。