ビーズアートショー出店のお知らせ

5月19日から21日は横浜で開催される「ビーズアートショー」に出店します。
今年で3回目(だったかな?)の参加です。
様々なビーズ手芸のお店や作家さんが勢揃いな、日本で一番大きなビーズの祭典!

小さな手芸屋さんはいつもビーズやスパンコールなどの刺繍材料の販売とオートクチュール刺繍の作品展示をしています。
お隣には刺繍枠の「Apollon」さんもご参加。
2つ合わせてビーズ刺繍ワールド全開のブースになること間違いなし??な年に一度の機会です☆

毎回特別に材料を用意しており、いつも以上の品揃えで皆様をお迎えできる予定です!
今日はその中から新色のソレイユスパンコールをご紹介〜

フランス製ソレイユスパンコール

フランス語で”太陽”を意味するソレイユ soleil、後光のような放射状の凹凸が特徴の高級スパンコールです。
一番使いやすい直径4mmの淡いゴールドとクリスタル、ブルーブラック、ブラックの4色を特別にご用意してます。
どの色もいいね!ですが、個人的にクリスタルが気に入ってます。

さて、膨大な種類なビーズとスパンコールたちの準備が終わるのか、、、なんとかがんばりまーす!


ビーズアートショー横浜の詳細はこちら
日時:2016年5月19日(木)から21日(土)
   10:00から18:00(最終日は17:00まで)
場所:横浜大さん橋ホール 入場無料です

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オートクチュールの展覧会

パリのオートクチュールの発祥から現在に至るまでの近代モード史の展覧会「Paris オートクチュール 世界に一つだけの服」に足を運んできました。

オートクチュールの骨組みを作ったシャルル・フレデリック・ウォルト、
婦人服に大きな変革をもたらしたポール・ポワレ、
バイアスカットを発明したマドレーヌ・ヴィオネ、
ディオールから帝王サンローラン、シャネルらのアイコン的な作品が一堂に会する滅多にない展示内容。

今となってはファッション史でしか見られない歴史的なスタイルを、手が届くほど近くにじっくりと鑑賞でき、これらを実際に来ていた時代・人たちがいたのか、、、とその存在感をとても身近に感じました。
特にポール・ポワレの直筆デッサンは、彼の描いている様子や仕事場の雰囲気まで勝手に妄想してしまうような生々しさがあり感銘を受けました。
彼はコルセットから女性のウエストを解放し、女性のライフスタイルを変革した20世紀で最も偉大なデザイナーの一人でもあります。

刺繍ものの作品ももちろん勉強になりましたが、この展覧会の見所はその歴史にあると思いました。
ファッションとは、色とか形とかそんな上っ面な部分だけではなくて、理想の女性はこうあってほしい、こうあるべきみたいなデザイナーの夢や欲望がベースとなっています。
それが社会背景と絡んで女性のライフスタイルや社会的地位をも変えるような波をいくつも興してきたのです。
普段は全く意識しないことですが、私たちはそうして進化してきた「洋服」を身につけて生活しています。
その進化の歴史を知ることで、これからの自分のファッションや物作りのスタイルはこうでありたいな、みたいな哲学を再認識できる機会になると思いました。

オートクチュールの展覧会のドレス

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花のスパンコールで簡単ビーズ刺繍

もうすぐ春、1番好きな季節です。
ワクワクする気分にぴったりな花スパンコールの新入荷を迎えましたので、さっそく作品作りしてみました!

ひろーい野原にたくさんの小花が波打つように群生しているイメージを、形違いの花モチーフスパンコールとピンクのビーズで表現しました。
びっしりと咲いているところと、まばらなところ、それぞれの花の植生や開花時期がちょっとずつずれてるような、そんな自然界のバランスも想像しました。

ビーズ針を使ったテクニックのひとつ、スパンコールの穴にビーズを一粒留める方法でお花をつけています。
付けたい場所に針を出しておいて、スパンコールとビーズを通して、スパンコールの穴に戻って生地を刺すやり方です。

簡単なビーズ刺繍のやり方

こんもりしているところはスパンコールの下にもビーズを通して立体的になるようにしています。
お花びっしりの小さなアクセサリーにすると可愛いかもしれませんね。
簡単にできちゃうと思うので、参考に何か作ってみてくださいね〜。

今回使ったスパンコールやビーズはこちら↓↓↓

【バラスパンコール】10mm花 ペールホワイト

【ヴィンテージ糸通しスパンコール】5mm花 オリエンタルホワイト

【バラスパンコール】6mm花 ペールパンサーピンク

【チェコ製・糸通しビーズ】11/0 ホワイトローズ

【チェコ製・糸通しビーズ】11/0 内角 スパークリングクランベリー

【チェコ製・糸通しビーズ】13/0 シャーロット オーロラダスティピンク

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リュネビルの1dayレッスン【追加スケジュール】

大好評いただいております、クロシェ・ド・リュネビルの1dayレッスン。
新しい開講日が決まりました。お申し込み受付中です!


日程:2016年5月29日(日)終了いたしました
   2016年6月11日(土)終了いたしました 
*3/16現在、両日とも満席です。
どうもありがとうございました。
   
時間:10:30〜17:00(12:30〜13:30はランチ休憩)
*終了時間が延びる場合もございます。お時間には余裕を持ってお越しください。

場所:株式会社アポロン様のオフィス
   〒112-0001東京都文京区白山4-22-14
   最寄駅は「白山」(都営三田線)、下車徒歩7分ほど

定員:各4名様

お申し込み方法:
アポロン様のホームページより、メールにて受け付けしております。
詳しくはこちらのアポロン様のサイトをご覧ください。


初めての方、独学で頑張っている方、はたまたご経験者の方、どなたでもご参加いただけます。
またすぐ埋まってしまうかもしれませんので、お早めにお申し込みください〜!
お待ちしております☆

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スパンコールの少量セット、はじめました☆

色合わせに便利な、同系色・4色セットのスパンコールの販売を始めました。

他の材料と色合わせするときには実際に使ってみないとしっくりこないもの、、、
「ちょっとだけ試しにほしいな」
「似たような色の比較がしたい」
「たくさん使うわけでないから少しずつ色々な種類がほしい」
というときに重宝していただけるはずです。

今までたくさんのお客様から「もっと少量で販売してほしい」というお声をいただいておりました。
それにお応えしてこの4色セットスパンコールを始めました。
お役に立てばと思います。

【4色セット】4mm平 オリエンタルピンク系

1,595円(本体1,477円、税118円)

【4色セット】4mm平 オリエンタルピンク・パープル系

1,595円(本体1,477円、税118円)

【4色セット】4mm平 オリエンタルブルー・グリーン系A

1,595円(本体1,477円、税118円)

【4色セット】4mm平 オリエンタルブルー・グリーン系B

1,595円(本体1,477円、税118円)

【4色セット】4mm亀甲 オリエンタルピンク・パープル系(淡)

1,695円(本体1,570円、税125円)

【4色セット】4mm亀甲 オリエンタルブルー・グリーン系(淡)

1,695円(本体1,570円、税125円)

小さな手芸屋さんはついに3周年を迎えました。

今年は初心に戻ってスパンコールのバリエーションをたくさん増やしていこうと思っています。

少しづつですが、みなさまにとって「かけがえのないお店やさん」という存在になれてきていると実感しております。

これからもそのご期待に添えられますよう、ますます楽しいお店にしていきます。

ここまで続けることができたのも、みなさまのご愛顧のおかげでございます。

たくさんの感謝を込めて、、、どうもありがとうございます!

今日から10日間、送料無料キャンペーン中!

★★★ お買い上げ額に応じて送料が無料になります ★★★

ゆうパケット・レターパックは商品代金6,480円から

ゆうパックは12,960円

代引き手数料は8,000円からそれぞれ無料となります。

2月16日から3月6日までの10日間限定です。

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オートクチュール刺繍の体験レッスン@調布カルチャーセンター

4月24日(日)は調布カルチャーセンターさんで体験レッスンを開催いたします。

クロシェ・ド・リュネビルの刺繍のやり方の基本・チェーンステッチ・ビーズ付け、リボンのあしらいなど、一から手取り足取りレッスンいたします。

まずはちょこっと習ってみたいなという初心者の方にオススメの半日レッスンです。
この基本さえわかればご自宅でも独学で楽しんでいただけるようになりますよ!

作品は小さなラベンダーの香り袋にできます。
本場プロヴァンスのラベンダーを準備しますので、作って・見て・香って楽しんでください☆


日程:4月24日(日) 13:00~16:30

場所:調布カルチャーセンター
東京都調布市国領町3-1-38ココスクエア2F
最寄駅は「国領」(京王線)、下車すぐ

<お申し込み方法>
調布カルチャーセンター様のサイトよりメール、
またはお電話(042-443-2011)にて受け付けしております。

詳しくはこちらの調布カルチャーセンター様のサイトをご覧ください。
*なお入会金はかかりません。

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チェコシルクビーズとヴィンテージラインストーン

かわいらしい色合いのシルクビーズとヴィンテージラインストーンが新入荷しました!

シルクビーズとは表面がすりガラスのようにサテン掛けされた種類のビーズです。

ゆらゆらっと輝くとても印象的な質感です。

形は六角カット、ちょうど良いサイズ感で使いやすいと思います。

全色集めたくなってしまうようなキレイなパステルカラー。

アレもコレも作りたくなるトキめくビーズ達です☆

糸通しの色付きシルクビーズはとってもレアですよ!

シルクビーズの商品一覧はこちら


ヴィンテージのラインストーンも新登場☆

ガラスの内部に虹色の模様が入っている、とっても珍しいヴィンテージ品。

小さなアクセサリーにピッタリな大きさで、土台部分には糸を通せる穴が空いています。

何個か連ねてブレスレットやネックレスにも良さそうですね!

このラインストーンは個体によってそれぞれ色の出方が違いますので、お求めの際は商品説明文をよくご確認下さい。

ヴィンテージラインストーンの商品ページはこちら

この他にも新入荷や再入荷品がぞくぞく到着しております。ぜひお店のサイトをチェックしてみて下さいね☆

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プレゼントにぴったり☆アニマル刺繍ブローチ

思わず「かわいいっ!」と声に出してしまう刺繍のアニマルブローチたち!

これは小さな手芸屋さんのお客様でもある作家さんの作品です。
母と娘が一緒に身につけられるアクセサリーというコンセプトで、「Cotoha」というオートクチュール刺繍のブランドをやっていらっしゃいます。
ほんとにキュート!

甘すぎない表情のアニマルたちがすごくおしゃれ。
あったかい糸使い、ふわふわっとした毛並みを感じてナデナデしたくなります。
スパンコールやビーズの使い方もおもしろいです。アニマルたちの個性が出ていますよね。
いろいろな材料とテクニックが詰まっていて、見ていて楽しくなってきます。

手作りのぬくもり感、作り手のセンスを感じるデザイン、丁寧な仕上がり、、、
刺繍がものすごく好きなんだなーということが作品から伝わってきました。
そんな愛情がたっぷりなアクセサリーは、きっと大人も子供も一目で好きになってしまうはず。

クリスマスももうすぐ、大事なかわいいあの子へのプレゼントや自分へのご褒美にぴったりなアクセサリーです。
じつは私もひとつ欲しくて、どれがいいかなーなんて悩み中です☆
Cotohaさん、その時はよろしくお願いしますね!

「Cotoha」さんのアニマル刺繍ブローチはcreemaで販売中です。
12/1~12/25の期間は新宿ルミネ2の「Creema Store」でも特別販売しています。
ぜひチェックしてみてくださいね!

Online shop
http://www.creema.jp/c/cotoha-broderie/selling

Facebook
https://m.facebook.com/Cotoha-575901785844158/

Instagram
ID: CHIE OGAWA1207


リュネビル刺繍のチェーンステッチでかわいい巾着

オートクチュールの刺繍に使われる「クロシェ・ド・リュネビル」というカギ針には針のサイズがいくつかあります。

代表的なのは80番。
ビーズ、スパンコール、刺繍糸などなど、このサイズ1本あればいろいろと刺繍できます。

今回は120番の太いクロシェを使って、ふっくらチェーンステッチで刺繍しました。
DMCの刺繍糸を2本取りにしてます。

アンティークのパッケージデザインのようなレイアウトで小さな手芸屋さんのロゴを可愛くアレンジ!
細い糸でチェーンステッチするよりもふんわりと肉厚なボリューム感がでて、華奢な筆記体でも目立ちますね。
イニシャルを刺繍しても良さそうです☆
いろんなバリエーションを試してみたくなります!

巾着の口部分は、折山のところをビーズ針で一粒ずつビーズをつけました。
小さなこだわりが可愛さの秘訣!

今回使った「クロシェ・ド・リュネビル 120番」は小さな手芸屋さんで近日発売いたします!
1本は持っておきたい、マストハブなクロシェちゃんです。

入荷しましたらメルマガでお知らせしますね〜
みなさまご期待ください!

メルマガの登録はこちら>>>小さな手芸屋さんのメルマガ登録ページ


ディオールのエスプリを堪能する展覧会

クリスチャン・ディオールといえば、知らない人はいないでしょう。

ファッション界の皇帝の1人、ニュールックで世界を革命した巨匠です。

歴史を造り上げて来た素晴らしい作品たちが今、銀座の展覧会にて生でお目にかかれます。

遠方で見られない方の為に、刺繍ものの作品の数々と展示の様子を納めて参りました!

では、ご覧下さい。

*ファッションを革命したニュールック

ディールの刺繍ドレス

第二次大戦から2年後、若きクリスチャン・ディオールが発表した初めてのコレクション、それがこの「ニュールック」と呼ばれるスタイル。
豊満なバスト、か細いウエスト、華やかに広がるヒップライン、女性の肉体のエレガンスを追求した造形。
現代からするとこんなの普通じゃんという感じかもしれませんが、
戦後まもなくの時代、そして1920-30年代に続いた身体の曲線を覆い隠してしまうようなシルエットのファッション、
そういった時代背景を考えるとこのスタイルは失われた女性の性を取り戻すかのごとく、
ファッションの歴史に革新的な1ページを刻みました。
そんなことに思いを馳せ、この歴史的な作品を目の当たりにできるのは本当に感激です。

*じつは日本が好き

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

幼い時より日本の文化伝統に興味があったという巨匠。
1800年代中盤より芸術界にはジャポニズム(日本美術の愛好)が流行しており、裕福な家庭に生まれ、芸術を愛した巨匠もそれに触れる機会が多かったせいかもしれません。
日本の美にオマージュを捧げるような作品を数多く残し、それは現在の後継者たちにも受け継がれています。

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

この着物をイメージさせるようなアンサブルはとくに魅力的でした。
スカートは透けるように薄いチュール地で、超ミクロな小花のような鮮やかなプリントが施され、布パーツを使って立体的に刺繍されています。
プリントと刺繍のカラーと分量の絶妙なバランスで美しいグラデーションを表現しています。
とても参考になるテクニックです。

*花へのノスタルジー

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

幼少期に過ごした家の庭をこよなく愛したという巨匠。
咲き乱れる花に絡み合うツタ、自然が凝縮したような懐かしい庭への望郷が作品の根底にあるのかもしれませんね。
様々に表された見事な花の装飾が目を引きます。

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

とりわけ見事なのがこのドレス。
二重仕立てになっており、上側は葉やバラの柄を淡い色合いのスパンコールで刺繍し、余白を全てカットしています。
考えただけでも恐ろしいような作業量です。
そして下側は身頃と裾に糸刺繍が施されています。
色彩感覚、刺繍のテクニック、全部すごいです。ため息ものです。

*貴重なトワル

ディールの刺繍ドレス

ディールの刺繍ドレス

「トワル」というのは服の雛形みたいなもので、シルエットやデザインの確認に使われます。
ボディに布をあてて造形していくのは珠玉の職人技。ミリ単位のこだわりが美しいラインへと変貌していきます。
造形の秘密や試行錯誤の痕跡がかいま見れるトワル、服作りをする人にとっては貴重な研究材料ですね。

クリスチャン・ディオールの歴史とエスプリを感じる事のできるこの展覧会、
これを見ると現在までの後継者がいかにそれを継承し、解釈しているかも分かりました。
非常に稀な展覧会です。
お近くで未見の方はぜひ足を運んでみてください!1月4日までですよー。